CARRION(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
何と言っても異形の生物となって動き回れるのがいいですね。触手を伸ばして絡み付かせるなどの不気味な描写はすばらしいのひと言。スプラッター表現はかなりエグいですが、それもならではの見どころでしょう。ゲーム内容自体は仕掛けを解きながら進む探索アクションと、単純明快なのですが、自分が怪物だと異能を使って“レバーを引く”だけでも新鮮。ただ、マップはあってもよかったような。
週刊ファミ通1654号より
触手を持ったモンスターとなって人間を襲うという、通常のホラー作品とは逆の立場でプレイするアイデアが○。触手でつかむ動作のほか、天井や壁を伝ってスイスイ動けるのも、モンスターならではの操作感でいい。一方的に人間を蹂躙できるわけではなく、銃や火炎放射での反撃には意外と脆いため、立ち回りを考えて戦う要素もあります。マップ探索型の構造なのに、地図を確認できないのが難点。
週刊ファミ通1654号より
触手の動きがおぞましくてすばらしい。加速感も映画で見たようなモンスターそのもの。気色悪いと思うのに、つい見入ってしまう。捕食のシステムもあり、人を選ぶ作品ですが怪物の表現は本当に見事。触手を伸ばすアクションはゴム紐を引くような感覚で、細かい操作は若干やりづらいかな。人間視点の場面が挟まれるのはいいアクセント。ただ、エリアを行き来して迷いやすいのでマップもあれば。
週刊ファミ通1654号より
メトロイドヴァニア系の探索型アクション。特出しているのはプレイヤーが怪物となって人間たちを捕食していく逆ホラーな設定と、触手を張り巡らせながら縦横無尽に動きまわる操作感の心地よさ。悲鳴を上げて逃げ回る人間たちを無双状態でおびやかす爽快感は心地よく、ときには頭を使わないと倒せない相手も登場するなどバランスのよい攻防が◎。ただステージ構成が複雑なわりにマップがないのは難。
週刊ファミ通1654号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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