39 Days to Mars(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
ひとりプレイより、ふたり協力プレイにこそ魅力が感じられる1本。パズル自体は説明やヒントが少なめで、プレイヤーの“気づき”が重要な作り。ふたりで息を合わせて挑むアクションパズルもあり、パートナーとあれこれ言い合いながら謎に挑むと盛り上がる。パズルもバラエティーに富んでグッド。ひとりプレイ時の操作や、協力プレイ時の1Pと2Pのアイコン表示など、操作系がより洗練されていたらなぁ。
週刊ファミ通1591号より
2体のキャラを操作してパズルを解く構造はおもしろみがあり、ふたりでプレイ可能なのも○。手描き調のグラフィックやユーモアのあるセリフなども魅力で、ピアノによって演出されるムードもステキ。息を合わせてキャラを操作する仕掛けは、もどかしさもあるが、そこも楽しさのうち。ただ、ひとりプレイでは操作が混乱しがちか。パズルの合間の紅茶やスコーン作りが何回もあって、少々うんざり。
週刊ファミ通1591号より
おかしなお話の1シーンをパズルに仕立て、無理矢理だけど詩的に織り込んでいるゲーム集、といった趣き。パズルの種類が多彩で、クリアー条件を考え、導き出すところからスタートするため、ありがちな謎解きにも発見があります。ひとりでは操作がややこしく、ふたりではなかなか息が合わずと、このもどかしさを肯定的に捉えるか否かはプレイヤーによって分かれそう。チマチマした線画は味があるね。
週刊ファミ通1591号より
さまざまなタイプのミニパズルを、ルールやクリアー条件の把握段階から楽しめます。要領を得ていないと判断されたら直接的なヒントが明示されるのは、この手のゲームに不慣れな人にはうれしいですね。カーソル移動の加速度調整の難しさと、物理演算制御されたオブジェクトの場当たり的な動きに起因する“操作のままならなさ”自体を楽しむ余裕は、ふたりでワイワイとプレイする際には生まれそう。
週刊ファミ通1591号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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