FAR CRY NEW DAWN(Xbox One)のレビュー・評価・感想情報
シリーズ初のスピンオフ作品で、『5』の後日談が展開されるのがおもしろい。核戦争後の世界が舞台だが、スーパーブルーム現象によって鮮やかな花が咲き乱れる世界観が独特でいい。従来のナンバリングシリーズと比べて、素材集め&クラフトの要素が強い印象。強力な武器を作り出し、ヒャッハーな敵をブチのめすのが爽快。前作のキャラが登場するのと、舞台のスケールが大きい点もナイスです。
週刊ファミ通1576号より
ポストアポカリプスの架空世界でありつつも、色鮮やかな風景がかえって生々しさを感じさせたり、世界観の描写が見事。その雰囲気にマッチした武器、乗り物、動物が登場するのもグッド。『ファークライ5』のその後が描かれる物語にも興味をかきたてられる。システム的に目新しさがあるわけではないが、サバイバルをしながらミッションを達成し、拠点を発展させていくのは、安定したおもしろさがある。
週刊ファミ通1576号より
物語やシステム、操作法をスムーズに理解できる導きもあって、のっけから作品に入り込めます。拠点の設備が整い、協力者が増え、次第に行動範囲が広がっていく、そのスピード感がちょうどいい。ソロプレイでもAIと行動することが可能で、背後を任せたり、運転を託したりと、共闘感を味わえるのもよかった。インベントリまわりも使いやすい。とくに革新的な要素はないものの、丁寧な作りに好感。
週刊ファミ通1576号より
広大なマップの探索、イカレタ悪者たちなど、シリーズの魅力である“自由”と“狂気”は健在、というかパワーアップ。核戦争後の世界が舞台になったことで、仲間をスカウトして拠点を強化したり、いっしょに戦ったりと、ともに生きている感が強く感じられる作りに。部品を現地調達しながら独自の装備品をクラフトできる要素もサバイバル感があって〇。ただ、“ヒャッハー”な世紀末感は少し薄めです。
週刊ファミ通1576号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。