モンスターボーイ 呪われた王国(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
『ワンダーボーイ』の生みの親である西澤龍一氏の新作なだけに、アクションRPGとしてのツボを押えた良作に仕上がっています。システムやギミック面での目新しさはあまり見当たりませんが、安定のゲームデザインでプレイヤーの欲求を満たしてくれます。主人公がモンスターに変身し、特殊能力を使って道を切り拓く展開が楽しい。古代祐三氏や桜庭統氏など、豪華作曲陣を起用したサウンドもいい感じ。
週刊ファミ通1570号より
カラフルに描かれるフィールドやかわいらしいキャラなど、温かみと懐かしさのある雰囲気がステキ。動物に姿を変え、それぞれの能力を駆使してフィールドを進んでいくのは、王道的な楽しさを味わえる。ただ、いやらしい動きをする敵など、昔のゲームらしさを残した部分がきびしく感じる人はいるかも。往年のゲームファンなら驚くような、名だたる作曲家陣による音楽も、気分を盛り上げてくれる。
週刊ファミ通1570号より
カラフルな舞台でコミカルなキャラが動き回る様子は、見ていてハッピーな気持ちに。マップの下に、奥に、裏側に隠された空間が広がっていて、隅々までチェックせずにはいられません。新鮮味は感じられないものの、懐かしのスタイルを現行ハードでストレスなく楽しめるコンセプトが◎。ちょっと意地悪に思える部分がある一方、パズルまわりは詰まないように配慮されているなど、構成も見事。
週刊ファミ通1570号より
2Dアクションとしてしっくりくる操作性を実感しつつ、ガチガチのパズル要素に取り組む内容。豚や蛇の操作を強いられる序盤の物語展開、不意打ち一発死トラップ上等のフィールド構成など、何かとストレスが溜まりやすい作りではありますが、ボス撃破時など要所要所での“解放感の演出”に優れているため、プレイ時間を費やす価値は十分にあります。ほどよく見つかるコレクション要素もいいですね。
週刊ファミ通1570号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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