スーパーファミコン風のドット絵によるかわいらしい見た目とは裏腹に、できることが多くて、かなり奥深い。囚人として日課をこなしながら、隙を見てアイテムを工面したり、看守の行動パターンを観察したりして、脱獄の機会をうかがうのがおもしろい。複数の脱獄方法が用意されているのもグッド。ただ、一度中断してから再開したとき、たまにデータが破損されるバグがあるのは気になりました。

週刊ファミ通1555号より

模範囚として過ごしながら、情報収集や脱獄のための下準備をコツコツ重ね、ときには大胆な行動をして脱獄を計画するという、一連の過程が夢中になれる。脱獄には直接関係しないアイテムも多数作れるなど、手探り感は強いものの、そこを含めて魅力ととらえられるならハマれると思う。ただ、現状ではセーブデータが破損することがたびたびあり、それがネックになる可能性があるのがもったいない。

週刊ファミ通1555号より

アイテムの使い道を考えつつ、脱獄計画を練るのがおもしろい。刑務所の構造や実行のタイミングなど手探りで知っていく部分が多いため、失敗してバレることもあるが、あれこれ試すのは楽しい。ステージは列車から宇宙までバリエーション豊富で、その刑務所ならではの脱出方法も。協力プレイや、なんでもアリの対戦モードで遊べるのもいいね。セーブデータの不具合は、今後改善されるといいな。

週刊ファミ通1555号より

“脱獄シミュレーター”としての自由度の高さ、戦術性の広さは秀逸。できることが多い反面、操作性を含め複雑さに直結してしまっているのは残念。脱獄の手順やルート、タイミングなどを探し出すドキドキ感は心地よいのだけど、初見プレイではその楽しみかたがわかりにくく、もう少しチュートリアルが丁寧だとよかった。ひとり用モードは、おすそわけプレイにも対応していればうれしかったかも。

週刊ファミ通1555号より