AI: ソムニウム ファイル(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報

卵を守る雨宮
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9

ハードボイルドな現実世界とネタ満載の夢世界、その両者で展開する異なる形の推理が、絶妙なバランスで物語を牽引。とくに夢世界は、夢だからこそのあり得ない選択肢や展開の連続で、“選択肢を選ぶ”こと自体にワクワク。世界観にマッチしつつ、遊びやすさも兼ね備えたUIも、ゲームプレイを快適にしている。容疑者が自然な流れで別ウインドーに表示されるので、謎多き物語にもすんなり入れます。

週刊ファミ通1606号より

ジゴロ☆芦田
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9

ゲームの進めかた自体は昔ながらのコマンド選択式アドベンチャーだが、見せかたや演出が凝っていて臨場感があり、ストーリーに引き込まれる。“ソムニウムパート”は、調査の制限時間が緊張感をもたらしつつ、夢の世界ならではの不思議な体験がおもしろい。行動次第で異なるルートへ進む作りも興味をそそります。シリアスな話を軸にしながら、ギャグや小ネタも多めなのは、好みが分かれる部分か。

週刊ファミ通1606号より

くしだナム子
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8

奇抜で残酷で真相が気になる、シナリオのおもしろさに引き込まれました。義眼の特殊能力や設定を柱とした、作品世界やシステムがユニーク。クセのあるキャラに翻弄されて予想を裏切られるのには、マゾヒスティックな快感を覚えます(笑)。夢の中ではもっと自由に動いてみたかったけれど、制限があるからこそ緊張感や分岐の意味が生まれるのも事実。誤操作を防止する仕組みがあれば、よりよかった。

週刊ファミ通1606号より

戸塚伎一
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8

“ソムニウムパート”は一見不条理ながら、本腰を入れての攻略のし甲斐あり。時間操作アイテムの使いどころの判断に燃えます。“捜査パート”は、何だかんだでコマンド総当たりを強いられ、ゲームテンポがやや落ちますが、主人公の伊達の“真面目に不真面目”なリアクションなど、小ネタが充実。プレイヤーへの重要情報の提示方法がトリッキーで、つねに物語がどう転がるかという期待感を持ち続けられます。

週刊ファミ通1606号より

ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和

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レビュー

平均

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8.5

警視庁の特殊捜査班“ABIS”所属の捜査官、伊達鍵となり、AIが埋め込まれた左目の義眼や個性的な仲間とともに、連続猟奇殺人事件の真相に迫る。ゲームはフルボイスで展開。

発売日
2019年9月19日
価格
6,800 円+税
ジャンル
アドベンチャー
メーカー
スパイク・チュンソフト
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