メタルウルフカオス XD(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
大統領がパワードスーツに乗り込んで最前線で戦う設定、芝居がかったセリフ回し、銃を撃ちまくり敵を一掃する戦闘など、徹底されたB級アクション映画のノリがステキ。バトルも単に爽快なだけでなく、左右それぞれの腕に装備する武器の選択と開発など、戦略性も高い。やられるとステージの最初からやり直すミッションや、グラフィック面に15年の時を感じることもあるが、色褪せない輝きがあります。
週刊ファミ通1602号より
大統領みずからが、単身でクーデター軍と戦うという突き抜けたおバカなノリや、わかりやすいストーリーがおもしろい。誇張された“アメリカン”テイストもユーモラス。多彩な重火器のほか、ブーストや踏みつけも駆使して敵を蹴散らし、周辺のオブジェクトも破壊しまくるのは爽快。オリジナル版が10年以上も前の作品のため、洗練されていない部分も散見されるけれど、細かいことを考えずに楽しめる。
週刊ファミ通1602号より
幻のカルトゲームとして有名な作品だけに、誰でも遊べる機会の提供がありがたい。大国の危機をひとりで背負い込みながらも、前向きすぎる大統領が最高。正義の破壊工作をアメリカ全土で展開するハチャメチャぶりがたまりません。強力な重火器を開発し、両手に装備してぶっ放すのが爽快。大幅なアップデートは見当たりませんでしたが、むしろ、原典のままのおもしろさを歓迎する人が多いのでは。
週刊ファミ通1602号より
いまあらためてプレイすると、武器の射程が物足りなかったり、地形による一発死に対してコンティニューなしの仕様がキツいと感じたりもしますが、ノリノリの大統領と秘書のやり取りを聞きつつ、お気に入りの武器セットで敵や地形物をドカドカ破壊するゲームプレイ自体は、やはり魅力的。攻略ルートの自由度が中途半端に高いゆえ、グダグダな展開になりやすい点も愛せてこそ……の面もありますが。
週刊ファミ通1602号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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