前作と比べるとさほど大きな変化は感じらず、使い回しも多いけれど、さまざまな要素が盛り込まれており、トータルでの遊び応えは十分。現実世界でのNBA選手の活躍が、アップデートでゲームに反映されるのはリアルだし、よりドラマ性が増した“MyCAREER”もナイス。とくに後者は、大学卒業後にすぐNBAへは行けず、異国の地のチームから苦労して成り上がる物語が、新鮮に感じられてよかった。

週刊ファミ通1556号より

“MyCAREER”モードの強化がうれしく、シナリオが俄然おもしろくなったので、自作の選手への思い入れも深まる。ただ、試合での動きが逐一評価されるため、ちょっと窮屈に感じることも。このモードでも難易度などの調節が可能だと、なおよかった。トレーディングカードのように選手を集めていく“MyTEAM”モードは、スポーツゲームでは定番的な要素ですが、じっくり腰を据えて楽しめます。

週刊ファミ通1556号より

“MyCAREER”のストーリーがかなり凝っていてドラマチック。名選手やライバル、ファンと交流しながら人間として成長する展開が熱い。中国リーグの登場や、試合中にも選択肢が出現するのは新鮮です。2on2やレトロゲームなどの試合形式が挟まれて飽きがこない。チュートリアルは前作を踏襲していて、試合の流れの中でポイントを教えてもらえるが、任意で項目ごとにも学べるとよかった。

週刊ファミ通1556号より

バスケットボール（NBA）ゲームとしてのリアルさは最高峰レベルだと思う。だからこそ、バスケやゲーム初心者への配慮にもう少し力を入れてほしい。日本語翻訳はされているが、実況や2KTVなど一部は英語のままだし、トレーニングモードはあるが、それでも操作は覚えにくく煩雑で、細かい部分での説明不足も目立ち、敷居の高さも。やり込めばおもしろい作品だけに、もうひと声を望みがちに。

週刊ファミ通1556号より