LoverPretend(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
脚本家の卵として憧れの世界を裏側から体験していく物語はドラマ的で興味深かったです。システムはノベルゲームの王道タイプで、単純にストーリーを真っ直ぐ追いかけたいならベストの形なのかな。お題の条件の達成を目指す“プリテンドタイム”は、相手のリアクションを見るのがなかなか楽しい。けっこうな頻度で存在しますが、周回プレイ時にはジャマにならない工夫があって安心でした。
週刊ファミ通1685号より
偽りの恋人関係から本物の恋へと発展していく王道的なストーリーに加え、自分の父親が誰なのかを捜すといった要素もスパイスとなって興味がそそられる。時間制眼のある選択肢が連続で出てくる“プリテンドタイム”も、ドキドキ感を演出してくれます。キャラのテザインだけでなく、UIなどのグラフィックや色遣いも全体的にオシャレな雰囲気を釀し出していて、現代の物語にマッチしている。
週刊ファミ通1685号より
異母兄妹かもしれない相手と恋人どうしのフリをするという展開に引きつけられます。ルートによっては愉快な場面もあってほっこり。制限時間つきの選択肢が連続する“プリテンドタイム”は、生の会話のようで楽しいですね。それらをスキップできるオプションなど、周回プレイに便利な機能も揃っています。程よいボリュームですが、映画の内容や撮影シーンなどももっと深く読めればよかったな。
週刊ファミ通1685号より
ザ・乙女ゲームの王道という感じ。出会いから偽りの恋人になって波乱を乗り越えていく物語の盛り上がりはもちろん、キャラクターの内面の変化も丁寧に描かれているので、安心して身を委ねられます。連続で質問に答える緊迫感のあるシステムや視覚的な仕掛けが随所にあり、単調にならない工夫も満載。しかし、主人公がスーパーできる子なうえに物語のまとめかたがうまいせいか、全体的にさらりとした印象。
週刊ファミ通1685号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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