探偵 神宮寺三郎 PRISM OF EYES(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
内容的にはいつもの『神宮寺』だが、アニメ調のグラフィックになったり、動きのある演出が挿入されたりと、細かい変化や進化が見受けられる。神宮寺が主人公の事件のほかに、熊野や洋子らの視点による物語や、おなじみの謎の事件簿、さらに10作品のリメイクが収録されているので、ボリューム満点。タッチ操作に適したユーザーインターフェースなので、PS4よりもスイッチのほうが快適な印象。
週刊ファミ通1548号より
アニメ調に一新されたグラフィックは、従来通りの絵柄や渋い雰囲気を残していて、わりと違和感がない。新規シナリオのほか、アプリ作品の物語も多数収録され、じっくり楽しめる内容には安定感があります。コマンド選択式だけど、メニューがぬるっと出てくるのと、現在選択しているものが直感的にわかりにくいのは、少々気になった。ニンテンドースイッチ版は、タッチで操作できるのが便利。
週刊ファミ通1548号より
絵のタッチは変わっても、我らが神宮寺のシブさは健在。昔ながらのUIは現行機種向けに最適化されており、新規性は感じられないものの、親しみやすく快適です。収録されているシナリオ数が多く、お買い得度満点。1話あたりのボリュームも、長すぎず短すぎずで、気負わずに推理に取り組めるのがいい。いままでの集大成的な作り+新作の体験版という構成に、新シリーズへの期待が膨らみます。
週刊ファミ通1548号より
アクの少ないキャラデザになったが、神宮寺のハードボイルドな世界観は健在。新作3本で主人公が神宮寺、洋子、熊野と異なるのもイイ。移植作10編を加えた物語は、先が気になる謎、終盤のどんでん返しと、安定のクオリティー。アドベンチャーとしてオーソドックスなシステムだからこそ、物語や推理に集中できる。それゆえUIが見づらいのが気になる。タッチ操作のほうがプレイしやすいかな。
週刊ファミ通1548号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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