星の欠片の物語、ひとかけら版(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
プレイヤー自身が直接干渉するのではなく、ヒロインとコミュニケーションを取りながら間接的に関与し、謎を解いていくというコンセプトが、VRとマッチしている。複雑な操作が不要で、自分が移動しないのでVR酔いしにくい作りもありがたい。正解がすぐにわからないと、同じ行動をくり返しがちで、そうなると、ヒロインのゆっくりした反応に対して、どうしてももどかしさを感じてしまうのは惜しい点。
週刊ファミ通1523号より
PS VRで、ギャルゲー系のヒロインといっしょにいる空気感を味わえるのは珍しく、好きな人には価値ある作品かと。VRの仕様を世界観設定にうまく結びつけているのはナイス。調べてもらう対象を、視線でヒロインに指示を出す仕組みはいいが、反応があるまでに時間が掛かり、再度指示するには彼女が定位置まで戻るのを待つ必要があるなど、テンポの悪さが歯がゆい。セリフのパターンもより多ければ。
週刊ファミ通1523号より
閉じられた空間で、プレイヤーは動かずに物事が進んでいく設計は、VRに好適。少女の存在を近くに感じられる演出にドキドキします。その場にある物であれこれ試し、謎を解いていく過程は、脱出ゲーム的なおもしろさが。たったひとつの正解を見つけ出さなければならず、いろいろ調べる必要があるのに対し、少女につぎの指示を出せるようになるまでの時間が長く、若干じれったい思いをすることが。
週刊ファミ通1523号より
その場を動かず、視線で対象物をマーキングし、少女に指示を出す操作で、快適にVR世界を満喫。特別な空間に没入できる。彼女が眼前に待機してくれるのもうれしい。だが、ふたつの惑星を行き来する謎解きは難度が高め。地形のわずかな変化などに気づかないと、総当たりになることも。指示待ちのときに多彩なアクションを見せたり、ヒントの提示があれば、ふたりきりの世界をもっと楽しめたかな。
週刊ファミ通1523号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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