DEEMO -Reborn-(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
“TV”と“VR”の両モードで、プレイ感覚がかなり異なるのに驚きました。謎解きのある探索は、VRだと定点カメラになるため、みずから動くTVモードのほうがそれっぽく感じたけど、演奏自体は圧倒的にVRに軍配。どちらかと言えば太鼓を叩くような雰囲気ですが、これを激しい演奏と思えるなら、気分はいっぱしのピアニスト。探索がわりと本格的なので、早く演奏したい人はもどかしく感じるかな。
週刊ファミ通1615号より
謎解きとともに物語を楽しめるアドベンチャーパートが加わり、世界観の表現が強化されているのが魅力。リズムゲームは、“TV”モードのボタン操作は、過去作のタッチ操作と比べ、ノートの位置と対応するボタンを判断する必要があり、ハードルがやや高まる。『DEEMO』らしさでもある、曲を自分で演奏しているかのような気持ちよさを味わうには、直感的に操作できる“VR”モードが断然オススメ。
週刊ファミ通1615号より
3Dで描かれるお城は幻想的で、よりストーリー性を感じられるし、木の成長を見て確かめる楽しさも。女の子が仕掛けを解くときなどに見せる仕草がまた愛らしい。“VR”モードで音楽ゲームをプレイすると、ピアノを弾く気分が味わえるね。鍵盤の位置の把握が多少ざっくりしていても、タイミングが合っていれば、それなりの演奏になるのがうれしい。ノーツが多い楽曲は、ちょっとした運動にもなる。
週刊ファミ通1615号より
スマホ版をフル3D化し、さらに探索や謎解き要素が味わえるアドベンチャーパートが追加されたことで、より世界観が楽しめるように。全体的に落ち着いた作りで、派手さは薄いが、謎解きを含めてじっくりと楽しめる構成。操作に慣れれば、鍵盤を弾いているようなプレイ感覚が味わえる。とはいえ、タッチ操作を前提とした作品だけに、UIはコントローラ向きのデザインではなく、操作は少し慣れが必要。
週刊ファミ通1615号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。