神頼みしすぎて俺の未来がヤバい。(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報
運命の相手候補との縁の距離を数値で表す“縁カウント”が特徴的。ただ、数値がヒロインごとにまちまちなのだが、初期値が大きいと一気に減って、最初から数字が小さい子は減りかたが少ないなど、差別化した意味があまり感じられなかったのは惜しい。また、物語の合間に挿入されるアイキャッチの登場頻度が多すぎるところも、ちょっと気になった。ヒロインたちはみんなかわいいので、好みの子がいるなら。
週刊ファミ通1511号より
ゲームの冒頭で“縁カウント”を測れる設定や、個性的なヒロインとの出会いに期待が高まる。しかし、縁カウントの数値が膨大な相手に対して、それを覆していく様子にあまり説得力がなかったり、対して数値の小さいキャラとの距離が簡単に縮まるわけでもなく……といったように、縁カウントのゲーム的な意味合いが薄かったのが惜しい。コミカルなやり取りや、キャラのかわいらしさは魅力的なのだが。
週刊ファミ通1511号より
恋愛アドベンチャーの定番である好感度を、運命の相手との“赤い糸”の距離“縁カウント”に置き換えていて、これがストーリーのいいアクセントにもなっています。この数値を目安に行動することで、主人公は前向きになり、題名の“神頼み”でなく、自分の力で仲を深めていく展開がいいね。ただ、ルートによっては山場らしいものがあまりなく、若干の物足りなさを感じそう。女の子の衣装パターンは多め。
週刊ファミ通1511号より
設定全般こそトンデモ系ですが、各登場人物の行動原理が細かくかつ自然に描写されており、ヒロインたちの存在にある種のリアリティーを感じます。ドラムロール形式の“縁カウント”を用いた演出も要所で光っています。プレイヤーの介入要素はヒロイン選択のみですが、周回プレイで、選択時に多少のドラマ性を感じる作りに。システム面は、オートプレイ時の速度設定に少し不満を感じる以外は良好。
週刊ファミ通1511号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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