サマーレッスン:アリソン・スノウ七日間の庭(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
“宮本ひかり編”と同様、PS VRの醍醐味を存分に味わえる1本。基本システムは前作を踏襲しているが、相手とシチュエーションが変わったことで、新鮮な気持ちで楽しめます。片言の日本語を話す金髪の少女アリソンは、控えめでやさしい性格ということもあって、けっこうグイグイと迫ってきたひかりとはまた違う魅力がある。選んだ選択肢の結果がわかりやすく表示され、遊びやすくなったのもありがたい。
週刊ファミ通1490号より
アリソンの片言の日本語は、くすぐったいような、手助けしてあげたくなるような、なんとも言えない心地よさがある。前作と比べ、前からだけでなく横方向から接近するシチュエーションが増えたのもナイスで、ドキッとさせられます。レッスンの選択肢の正解がわかりやすく表示されるようになるなど、ゲーム的にやさしめに調整され、より癒しに特化した印象。海辺の和風の民家の雰囲気もステキです。
週刊ファミ通1490号より
日本語で一生懸命に話すアリソンが愛らしい。演出も巧みで、横並びで近づいたときは、体温まで感じられた気がしたほど。レッスンはユニークで、彼女のいろいろな表情が見られるし、正解の指導方法もわかりやすくなった。お題の“目標”の更新時に、残りの日数では達成不可能な条件が出るのはちょっと気になった。とはいえ、ガツガツせずとも、アリソンと庭先の風景を眺めているだけで満たされる1本。
週刊ファミ通1490号より
ベースの楽しみかたは“宮本ひかり編”と同様。ただ、細部が調整され、遊びやすさは向上している。プレイヤーがやることは、“宮本ひかり編”とほぼ変わらないが、相手が外国人で、舞台が屋外であるというだけで、プレイ感覚がガラリと異なるところはおもしろい。ゲーム的な駆け引きなどは希薄ながら、VR体験を通してキャラクター性や新しいコミュニケーションを楽しむ作品としては、非常にいいデキ。
週刊ファミ通1490号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。