オカルティック・ナイン(Xbox One)のレビュー・評価・感想情報
主人公が“まとめブログ”の管理人で、広告収入を得るためにオカルトに首を突っ込む、という設定がユニーク。文中のワードを記録して、ブログのネタにできるのもおもしろい。“ワロス”などのネットスラングの多用や独特なノリは、好みが分かれそう。画面レイアウトのデザインや各種演出も凝っていて、いい意味で『ペルソナ5』の影響かな、とも思ったり。ただ、価格設定はちょっとお高めに感じました。
週刊ファミ通1509号より
主人公を始め、どのキャラもなかなかクセがあり、好みが分かれるかもしれないが、ミステリー要素のあるストーリーの意外な展開に驚かされ、話を読み進めるほどに先が見たい気持ちが強まります。“ブログワード”を集めてブログの見出しを決める“アフィトリガー”のシステムはユニークな一方、その影響がすぐにはわかりづらいところがあるかな。スタイリッシュな雰囲気の画面レイアウトや演出はナイス。
週刊ファミ通1509号より
選択肢形式でなく、集めたキーワードを組み合わせてブログを書いた結果が展開に影響するのが目新しい。キーワード選びで毎回悩むけど、偶然おもしろいものができることも。また、ラジオで声を傍受するなどの仕掛けもいいアクセント。立ち絵を背景に溶け込ませたり、一部のボイスが早口になっているなど、原作アニメをうまく再現している。ただ、キャラのノリやオタクネタは、遊び手を選ぶかな。
週刊ファミ通1509号より
オカルトをテーマにしつつも、志倉千代丸氏独特の科学的な要素が加えられ、彼が手掛ける作品らしく、緻密なストーリーや重厚な世界観を堪能できる。プレイヤーが決めたブログの記事内容によってシナリオが分岐する仕組みもおもしろい。テレビアニメ版にはないエピソードが楽しめるのも◎。UIのデザインにも力を入れているのだが、そのせいかメッセージウインドーの表示が小さい点は気になった。
週刊ファミ通1509号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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