超獣ギガ大戦(ニンテンドー3DS)のレビュー・評価・感想情報
時間経過によって溜まる“モチ”を消費して、鳥獣戯画風の“ケモノ”を出撃させるという、タワーディフェンス系としてのシステムはシンプルだが、独特の世界設定とノリがユニークでおもしろい。集めた“ケモノ”は、強化や進化させることができるので、700円[税込]という価格に見合うぶんだけ楽しめる。ケモノたちを紹介するテキストが、短いながらもなかなか凝っていて、思わずニヤリとさせられた。
週刊ファミ通1487号より
個性の異なる“ケモノ”を、いつ出撃させるかを考えつつ、敵を引きつけて“月姫砲”で一掃するなど、攻防の駆け引きが楽しめる。多彩な“ケモノ”が、使用可能ユニットとしてどんどん増えていき、その中から10体を選んでの編成や、どれを成長させるかで悩むのもおもしろい。ただ、戦闘中にダメージ表示などがなく、乱戦になると、どのユニットがどれだけの働きをしているかが若干わかりにくいのは残念。
週刊ファミ通1487号より
味のあるユニットがワラワラと攻防をくり広げる様がユーモラス。画面の使いかたがうまくて、絵巻ものを見ているような趣も。刻々と変わる戦況を眺めつつ、その場の判断でスピーディーに対処する防衛戦に熱中。序盤の展開こそさほど変化がないものの、ステージが進むたびに効果の異なるユニットやアイテムが増え、高まる戦術性に挑戦意欲が湧きます。実践的に遊びかたが身につく設計にも好感。
週刊ファミ通1487号より
墨絵風のキャラや、物語世界の勢いに任せた(?)ノリは、好きな人だったらとことん気に入りそう。タワーディフェンスものとしては、ステージごとの敵の傾向に対応した戦略を取れるかが重要なポイントに。苦手な人が、お金やアイテム稼ぎでなんとかしようとする際には、稼ぎの効率の悪さを辛抱する必要があります。使用キャラのコレクション要素に対して魅力を感じるかどうかが、満足度の分かれ目に。
週刊ファミ通1487号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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