Wonder Boy: The Dragon’s Trap(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
『モンスターワールドII ドラゴンの罠』を、いま風にリメイク。グラフィックのタッチやキャラの動きにも味がある。ボタンひとつで、レトロなビジュアルとサウンドに切り換えられるのもいいね。昔の作品ながら、アクションゲームとしてよくできてはいるけれど、自キャラの、慣性が働くクセのある操作性や、ちょっとイヤらしい敵の動きなどは、よくも悪くも当時のままなので、そこは評価が分かれそう。
週刊ファミ通1481号より
シーンごとに主人公の姿が変わり、そのときどきで取れるアクションを活かして行動範囲が広がっていく構成は、いまでもおもしろく、よくできていると感じる。ヒントが少なく、進行手順を手探りで見つける作りや、敵のいやらしい動きなどにクラシックな香りが漂う。ワンボタンでいつでもレトロなビジュアルとオーディオに切り換えられるのはユニーク。価格がもうちょっと手ごろだと、なおよかった。
週刊ファミ通1481号より
手描きのイラスト風のグラフィックになって、奥行きや世界の広がり、冒険感が感じられます。そんな新ビジュアルと、原作のレトロなグラフィックを瞬時に切り換えられるのがすごい。リッチなアレンジ楽曲と“ピコピコ音”が選べるのもいいね。隠れたルートや宝箱を見つける楽しさがある反面、当時の骨太さを継承しているため、難度は高め。ループして行き詰まりがちなので、初心者へのフォローがあれば。
週刊ファミ通1481号より
“レトロモード”と、リメイク版の“モダンモード”が用意され、それぞれを瞬時に切り換えられるのがおもしろい。とくに、“モダンモード”の凝ったアニメーション演出は目にも楽しいし、ヒントメッセージの追加により、オリジナル版より遊びやすくなっている。移植度は非常に高いが、レトロゲームならではのやや不親切なマップ構成や謎解きなどもそのまま。そこを含めて懐かしめるファンなら◎のデキ。
週刊ファミ通1481号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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