探偵 神宮寺三郎 GHOST OF THE DUSK(ニンテンドー3DS)のレビュー・評価・感想情報
神宮寺のクールさや落ち着いた雰囲気のBGM、タバコを一服して考えを整理するシステムなど、シリーズの魅力は健在。目新しい要素がなく、全体的にクラシックな印象を受けるものの、アドベンチャーとしての基本はしっかりと押えてあるので、ファンは安心して楽しめます。メインストーリーのほかに、現在では遊ぶのが困難な、携帯アプリで配信された4作品や、『謎の事件簿』が入っているのはありがたい。
週刊ファミ通1499号より
コマンド選択式の古風なアドベンチャーだが、このシリーズはこれでこそ、という安心感がある。重要な部分をサクサク読み進めたり、隅々まで調べてじっくり堪能するなど、自分好みのペースで遊べる作りが心地いい。原点回帰を意識したハードボイルドな物語には興味をそそられるし、探索や推理をしながら真相に迫るのは楽しめる。携帯アプリ版の4作品のシナリオが遊べるのもうれしいところです。
週刊ファミ通1499号より
人物や背景イラストから滲む、PS時代のシリーズ作品のような懐かしい味わいが、すごくいい。音楽も、しっとりしたジャズがステキ。推理しながら関係者に聞き込みをする場面は、真相に少しずつ迫る感覚が気持ちを盛り上げるね。舞台となる屋敷は探索し甲斐があるけど、3DSの小さい下画面ではちょっと探しづらいことも。おなじみの顔ぶれの登場や、『謎の事件簿』などが収録されたのも高ポイント。
週刊ファミ通1499号より
まさに原点回帰というべき内容。過度な演出や煩雑なシステムはなく、あえてオールドスタイルのコマンド型アドベンチャーにこだわった作り。ストーリーは一本道で、若干の“フラグ立て感”もあるが、テンポのいいゲーム進行と、先が気になるスリリングな物語展開は秀逸だし、読み物としての魅力も大きい。過去に携帯アプリとして配信されていた作品も収録され、ファンアイテムとしての価値も高い。
週刊ファミ通1499号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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