OCTOPATH TRAVELER(オクトパストラベラー)(Nintendo Switch)のレビュー・評価・感想情報
8人の主人公が旅をくり広げるストーリーや、ターン制のコマンドバトルをベースにした戦闘システムは、まさに王道のRPGといった作り。そこへドット絵に3DCGの効果を加えた“HD-2D”のグラフィックなどの新しい試みが盛り込まれており、RPGの伝統と革新を体験できた。主人公ごとに用意されたフィールドコマンドや、豊富なサブストーリーもつい寄り道してしまう。旅を彩る音楽も心に染みた。
週刊ファミ通1544号より
素性のまったく異なる8人の主人公のドラマが多種多様で、興味を惹きつけられます。『ロマンシング サ・ガ』が好きな人には、とくに響くと思う。戦闘は緊張感がありつつ、敵の弱点を突いて“ブレイク”を発生させ、“ブースト”で強化した攻撃や魔法を叩き込むといった爽快さもあり、絶妙な塩梅。ムダに広くせず、探索の妙を残したほどよいサイズのマップも○。フィールドコマンドのシステムもユニーク。
週刊ファミ通1544号より
主人公はもちろん、村人ひとりひとりにも人生があり、いくつもの物語が並行して進むスケールの大きさが魅力的。あらゆる攻撃を試して敵の弱点を見い出し、好機を逃さず一気に畳みかけるなど、戦術性の高いコマンドバトルにのめり込めます。装備メニューが便利で、メンバーの入れ換えが苦にならないのもいい。懐古的な作品性もあり、とくに画期的な点はありませんが、丁寧に作り込まれていて好感。
週刊ファミ通1544号より
見た目は地味だが、触ると印象がガラリと変わる。遠近法や光を使って立体感を持たせたフィールド、幻想的な音楽、そしてコマンドブーストとブレイクを駆使した戦術性と爽快感の高いバトルは、これこそ最新の王道2DRPGという手触り感。NPCをバトルに召喚したり、彼らの経歴をチェックできるキャラ固有コマンドが、語られない世界を“想像”する楽しさをプラス。そのぶんセリフが饒舌に感じる場面も。
週刊ファミ通1544号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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