Emily Wants to Play(エミリーウォンツトゥプレイ)(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
グラフィックを始め、全体的にひと昔前の作りだが、深夜の家の中を探索する感じがよく出ている。怖さの質は、じわじわとビビらせるのではなく、いきなり「ワッ!」と驚かせる、ちょっとズルいタイプ。序盤から、突然人形に襲われて即ゲームオーバーになる展開が多く、トライ&エラーをくり返すことに。人形の対処法に気づければおもしろくなってくるけど、ヒントが少ないので、挫折する人も多そう。
週刊ファミ通1471号より
急にビックリさせる系の、直球勝負のホラー。グラフィックこそリッチではないが、気味の悪い人形がいつ襲ってくるかわからない緊張感で、家の中の探索はビクビクしっぱなし。恐怖を煽るいろいろな演出も効いていて、怖いのが苦手な人にはきびしいが、恐怖体験を楽しめる人にはうってつけ。わけがわからずゲームオーバーをくり返しながらも、徐々にやることや対策がわかってくるおもしろみもある。
週刊ファミ通1471号より
少女の人形に初めて襲われたときは、大声を上げてしまうほど驚いた。手紙などを調べているときもお構いなしに襲われたりと、油断できない状況が恐怖を増幅させます。人形たちが襲い掛かる法則を見つけ出せないうちは、何度もやられて、気力が尽きそうになったほど。ただ、ドッキリタイプのホラーなので、次第に慣れてきてしまう。ひたすら逃げて時間を稼ぐしかないのも、少し物足りなく感じた。
週刊ファミ通1471号より
目的などが曖昧なまま、手探りでスタートするため、最初はなぜゲームオーバーになったのかに納得できない作り。何回か遊ぶうちに少しずつ理解できるものの、ショッキングな映像と音で“ただビックリさせるだけ”の演出に、ストレスを感じることも。3体の人形ごとに駆け引きが異なるなど、ゲーム性はおもしろいが、説明不足が理由で敷居が高く、駆け引きを楽しむところまでたどり着くのは少々たいへん。
週刊ファミ通1471号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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