ツキトモ。 -TSUKIUTA. 12 memories-(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報
すでにマルチメディアで展開中の人気コンテンツが題材だからか、ファンディスクに近い内容。プレイヤーがヒロインではなく、目の前に存在しない“神視点”という設定がユニーク。Live2Dによる滑らかなアニメーションで、12人もの男性アイドルとコミュニケーションを取れるのは○。ガシャで缶バッジやキーホルダーなどのデジタルグッズを入手し、マイボードに飾りつけられるモードもおもしろい。
週刊ファミ通1486号より
“ツキプロ”のメンバーの日常を描いたオリジナルストーリーが見られるのはうれしく、Live2Dでキャラが滑らかに動く会話シーンもいいね。各キャラの吹き出しのセリフをヒントに、マップに散らばる“ひらめきCUE”の中から正解を見つけ、物語を進めていく仕組みも楽しめます。ただ、シナリオのボリュームがややあっさり気味。ひとりひとりに複数の物語が用意されていたら、もっとうれしかったところ。
週刊ファミ通1486号より
アイドルたちがくり広げる会話がとても楽しい。複数人でしゃべるのにテンポはよく、それぞれの魅力や関係性がしっかり伝わってきます。アイテムを渡してあげるシステムにも、ちょっとした推理要素があったり、キャラについての知識が試されたりして、やり応えがあるね。各エピソードはさっくり遊べるほどよいボリューム。ただ、スチルはもう少し欲しかった。オマケの“痛ボード”はいいアイデア。
週刊ファミ通1486号より
好感度的なステータスが存在せず、12人のアイドルたちのトラブルを、黒子的立場で解決し、物語を楽しむスタンス。物語の途中、いい塩梅でトラブルが発生するので、気が緩むことなく没入できます。どのエピソードも、キャラクターの魅力をさらに掘り下げる内容だし、掛け合いも多めでうれしい。全体のボリュームは少なめですが、彼らの思いや新たな一面に触れられ、さらに愛が深まる作品。ほっこり
週刊ファミ通1486号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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