Timepiece Ensemble(タイムピース アンサンブル)(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報
“1日をやり直す”設定以外は、瞳の色が左右で違う娘や眼帯の女の子がいる各ヒロインのデザインに加え、学園祭の準備をする展開など、ギャルゲーのお約束を押さえた鉄板の作り。安心かつ安定の内容となっています。言い換えると、よくあるタイプのギャルゲーといった印象も。ヒロインのほうから積極的に絡んでくるので、イチャイチャするシチュエーションが好きな人に向いていると思われます。
週刊ファミ通1472号より
キャラのかわいさや、文化祭のワクワク感が味わえるのがいい。時間の流れに介入したり、ヒロインに憑りついている双子と姉の存在など、ちょっと現実離れした部分も興味をそそる。ただ、話が日常的すぎて、それらの設定をうまく活かしきれていない印象も。また、共通ルートが長めで、文化祭に関する話がほとんどのため、もう少し物語に広がりが欲しかった。選択肢はわかりやすく、迷わず遊べる。
週刊ファミ通1472号より
文化祭や超常現象など、映画『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』にも通じるような、心惹かれるエッセンスが満載。ただ、せっかくの非日常的な設定が、視覚的にもシステム的にもあまり伝わってこないのが惜しい。学園のにぎやかさを前面に出した演出や、時間を巻き戻したことを実感できる仕掛けなどが、もう少しあれば。かわいい女子たちと過ごす場面は充実していて、期待を裏切りません。
週刊ファミ通1472号より
美少女たちと、学園に泊まり込む生活を送るうち、SFやオカルト的な事件が起きる、という物語自体は興味深いものの、キャラどうしの掛け合いが長いうえに平坦で、プレイ全体を通しての印象はやや弱めに。BGMや、ちょっとした画面演出のセンスはよいので、ヒロインの絵柄が好みなら、ちょっとエッチでまったりしたムードを楽しめます。テキストの自動送り関連を細かく設定できるのは、いいですね。
週刊ファミ通1472号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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