横スクロールのアクションゲームなのだが、テクニック次第でショートカットができたり、簡単だけど遠回りになったりと、プレイヤーの腕前に合わせて異なるルートで進めるステージ構成が秀逸。ノーミスが続くとBGMのテンポが上がっていく仕様も気持ちいい。濃いキャラのデザインと、ティーンエイジャーの悩みを描いた物語は、好みが分かれそう。キャラのモデリングがイマイチなのは惜しい点。

週刊ファミ通1452号より

簡単な操作でパルクールのアクションがくり出せるし、ステージを素早く駆け抜けていくのが気持ちいい。高所から落ちても、転がることでダメージを受けずにすみ、つぎの動作にスムーズにつなげられるので、疾走感が失われないところもナイス。ちょっと考えさせられるようなストーリーが見られるのもいいね。後半のステージは敵が多くなり、ジャマされる場面が増えて、若干イライラさせられたりも。

週刊ファミ通1452号より

横スクロールのパルクールもので、マップ構成も凝っていておもしろい。エピソードに合わせた特殊なステージもあり、飽きさせない作り。着地やジャンプがスムーズだと、BGMがノリのいいものに変わっていく演出もいい。アイテム回収やタイムアタックなど、くり返し遊べる要素も○。オマケモードも遊び心たっぷりだが、欲を言えば、主観モードの操作は方向キーの左右ではなく、上で前進がよかった。

週刊ファミ通1452号より

スタイリッシュな動きは、見ていて心地いいし、シンプル操作で爽快なパルクールアクションが楽しめる。サイバーな背景はかっこいいが、障害物と足場の区別がちょっとわかりづらいところは難。とはいえ、難易度を非常に細かく設定できるなど、間口の広い作りなのは好印象。アクション以上に、独特のストーリーやセリフ回しがおもしろく、先の展開を見たいがために遊んでしまう、不思議な魅力がある。

週刊ファミ通1452号より