東方紅舞闘V(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
『旋光の輪舞』ふう弾幕系シューティングだった前作から一変、本作は『バーチャロン』的な格闘シューティングにシフト。前作では、どちらかというと上級者向けのテクニカルな攻防が味わえたが、本作はシンプルでカジュアルな対戦が楽しめる作りに。腕前をハードに競い合うというより、『東方Project』シリーズのキャラが好きで、自分の手で動かしてワイワイ楽しむスタイルを望む人に合っているかと。
週刊ファミ通1458号より
移動スピードがゆっくりめなので、ちょっと迫力に欠けるところもあるものの、3種類の攻撃のほか、ダッシュやジャンプからの急降下など、多彩なアクションを自在に駆使できるようになると、なかなか熱いバトルが楽しめる。ただ、ガードボタンを押しながらの攻撃や、間合いによって変化する技などの説明が不十分。チュートリアルや説明は欲しかったところ。価格設定も、少々お高めに感じるかな。
週刊ファミ通1458号より
3種類の弾や近接攻撃を使い分けつつ、自分なりのコンボや、キャラに合わせた立ち回りを探っていくのが醍醐味。ただ、基本操作や技が確認できるモードがあるとよかった。ジャンプした後、下降中にショットが撃てないので、手持ちぶさたになりがちなのも少し不満。細やかに再現された女の子たちの仕草や、ボスがまさかのあのキャラというのは、ニヤリとさせられるね。PS4版のPS VR対応に期待。
週刊ファミ通1458号より
アクションゲージを消費しながら攻撃やダッシュを行うが、このゲージをいかに枯渇させることなく戦うか、その管理や駆け引きが楽しめる。ただ、フィールドには障害物や高低差が存在せず、ステージごとの戦略性はほとんどない。グラフィックも、PS4の性能に見合っているものとは言い難く、演出面も含めて、全体的に地味な印象。チュートリアルや画面説明もないため、ややわかりにくい部分もあった。
週刊ファミ通1458号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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