アイドルデスゲームTV(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報
純粋なアイドル育成ゲームは数あれど、センターを巡る熾烈なアイドル争いをモチーフにした着眼点がおもしろい。7人の登場アイドルはみんなかわいくて、イベントの演出もナイス。濃いキャラの司会者“ドリパク”もいい味を出しています。メインとなる探索モードは、やや作業感があるのと、ランダム性が高めで運の要素が強い印象。情報端末“ドリパッド”の画面は、タッチ操作に対応してほしかったところ。
週刊ファミ通1454号より
アイドルの死に際に流れる“デスライブ”に代表されるセンセーショナルな内容は、『ダンガンロンパ』シリーズを彷彿させる作風。キャラのかわいらしさやモデリングの質のよさも、ショッキングなシーンを際立たせるのにひと役買っている。ただ、建物内を探索するパートがちょっと退屈。また、つぎのフロアに進むまでにそれなりに時間が掛かるのに、任意のタイミングでセーブして中断できないのは残念。
週刊ファミ通1454号より
アイドルたちの3Dモデルは、見た目も仕草もかわいらしく仕上がっていて、応援したくなります。スキャンダルネタで垣間見られるギャップも、ある意味魅力的。『ダンガンロンパ』風のノリで脱落者が命を落とすシーンは、毎回ゾーッとします。コインやファンの数、審査を受けるタイミングなどの駆け引きもスリリング。部屋の中の物を調べる判定が若干小さかったり、中断セーブがないのはやや不便かな。
週刊ファミ通1454号より
生き残りを懸けた“デスゲーム”にアイドルたちが挑む、という設定がユニーク。番組の生放送中という演出もおもしろく、序盤からグイグイ引き込まれる。だが、ライバルの位置や所持コインの枚数などの状況がわからないため、戦略が立てにくく、駆け引きは薄め。探索パートも、アイテムを集めるだけのしらみつぶし感も。若干、作業的なところはあるが、先の展開が知りたくて遊んでしまう魅力はある。
週刊ファミ通1454号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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