蒼き革命のヴァルキュリア(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
新たなシリーズということで、『戦場のヴァルキュリア』とは異なるアプローチが随所に感じられる意欲作。なかでも、戦況によって、リアルタイムで味方が優勢になったり敵が弱体化するバトルシステムを始め、ミッションの結果で変化する街の活気、夜の戦場に出現するヴァルキュリアの恐怖演出など、本作ならではの魅力が光る。やり込み要素が豊富なので、プレイを重ねるほど、おもしろさが増します。
週刊ファミ通1467号より
歴史を紐解くように進められる展開は興味深く、魅力あるキャラが戦時下でくり広げる人間ドラマに引き込まれる。イベントシーンが長く、もう少しテンポがよければと思う部分はあるが、物語は見応えあり。戦闘システムは、アクションの爽快さと、じっくり考えながら戦うコマンドバトルが融合して、双方のよさが感じられる作り。戦闘においての、“感情”がもたらす影響も、戦略性と臨場感を増している。
週刊ファミ通1467号より
歴史を紐解いていくストーリー演出がステキ。衝撃の展開や、仲間たちとのイベントにも引き込まれます。ただ、若干カットシーンが続きがちな印象。バトルは、アクションとコマンドRPGの融合でありながら、戦いかた次第で戦況が変化するシミュレーション要素もあるのがおもしろい。夜に出現する、圧倒的な強さのヴァルキュリアの恐怖もいいスパイス。PS4版は、紙の風合いの描画が味わえるのも魅力。
週刊ファミ通1467号より
PS4版に比べて、PS Vita版はけっこう差があるものの、独特のグラフィック演出は目でも楽しめる。バトルは、アクションとRPGの中間のようなシステムだが、どっちつかずの印象も。敵味方を問わず、兵士の感情を揺さぶれたり、兵科(特性)の異なるキャラを切り換えて攻撃するといった戦術が味わえる反面、意外と力押しで敵を倒せる場面も多く、さまざまなギミックを活かしきれていない感もあった。
週刊ファミ通1467号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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