Darts Up(Wii U)のレビュー・評価・感想情報
4つのモードで遊べて200円[税込]という価格に驚き。ただ、内容も相応で、ダーツというよりは“的当てゲーム”という感が強い。Wii U GamePadを動かして狙いを定めるのだが、最初からカメラが中央に合っており、比較的簡単にブルズアイが連発できてしまう。また、投げるときに力加減に強弱がつけられず、必ず矢が直線で飛ぶため、放物線を考慮したダーツ独特のショット感が味わえないのも残念。
週刊ファミ通1402号より
モーションセンサーを利用して狙いをつける仕組みはいいが、W i i U G a m e P a dを持ってダーツを投げ始めるときの位置が、そのままダーツボードの真ん中に合うようになっていて、位置のリセットなどの機能がないのは、ゲーム性を低くしている。複数のモードがあり、サクサク遊べるのはいいが、対戦可能なのはプレイヤーどうしのみなので、ひとりでプレイすると淡々としていて盛り上がりに欠ける。
週刊ファミ通1402号より
ジャイロセンサーを活かした操作はグッドアイデアですが、リアルな動きや表現にうまく結びついていないのが残念。大画面にダーツボードを映し出し、大勢で順番にWii U GamePadを回して投げ合う遊びかたで盛り上がれそうですが、ブルズアイを狙うのが簡単なので、高得点を競うモードはすぐに飽きがきそう。絶えず狙いを変えていく“X01”モードなどが吉。得点を計算してくれるのが助かります。
週刊ファミ通1402号より
ダーツの雰囲気はそれなりに再現されていると思うが、演出が非常に地味で、高いスコアを出してもあまり喜べない。全体的にモードが少なめで、飽きやすいかな。価格的に、巷のダーツと比べるのは酷かもしれないけれど、ゲームで遊ぶのなら、テレビゲームならではのコンテンツがあってもよかったのでは。低価格でダーツが遊べるというのは、確かに魅力的ではあるものの、それだけなんだよなあ。
週刊ファミ通1402号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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