ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報
ベースは『ウィザードリィ』系のダンジョン探索型RPGだが、独自の要素が光る。なかでも、“カヴン”と呼ばれる兵団を複数同時に指揮する戦闘が特徴で、最大40人が戦闘に参加できる集団戦が醍醐味となっている。カヴン単位で放つ特殊技どうしが連携する“共鳴”や、戦闘で得た経験値をつぎに持ち越す“キャリーオーバー”など、本作ならではのシステムも豊富。ちょっと複雑なところもあるが、遊び応えあり。
週刊ファミ通1437号より
複数のキャラが所属可能な“カヴン”ごとにコマンドを選んで戦闘する仕組みが独特。ややクセのある作りではあるが、編成によって戦闘力が大きく変わるのはおもしろい。壁を壊して新たな道を作れるのも、ダンジョンRPGとしては斬新なシステムでナイス。キャラメイクは、成長タイプや戦闘時のスタンスなどを設定できて、同じファセット(職業)でも、能力値の異なるキャラに育てられるのがいいね。
週刊ファミ通1437号より
世界観とシステムがぴったりマッチしていて、没入感がある。編成方法が独特だけど、要所でかみ砕いた解説が入るので、すんなり飲み込めました。掟破りの“壁壊し”は、隠し通路を見つけたり、敵から逃げる突破口になったりと、すごく楽しい。欲を出して、アイテムなどの回収に躍起になるほど危険度が増すといった、ほどよい緊張感が持続する仕掛けも。かわいらしいダンジョンも息抜きになっていいね。
週刊ファミ通1437号より
『ウィザードリィ』タイプのダンジョンRPG。最大8人編成のカヴン(兵団)を5つ率いることで、40人までが参加する集団戦が楽しめるシステムはおもしろい。カヴンの編成はもちろん、カヴンどうしの陣形や連携などによる戦略性もやり込み甲斐あり。ただ、専門用語の多さや、日本語と英語表記が混在したUI、小さくて見にくいメッセージやアイコンといった気になる部分も。難度は序盤から少々高めの印象。
週刊ファミ通1437号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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