ブルームーン(Wii U)のレビュー・評価・感想情報
シルエットで表現された、シンプルかつ幻想的なグラフィックが、プレイ意欲がかき立ててくれる。“歩く”、“走る”、“止まる”の3つのアクションだけで進行し、条件を満たすとイベントが発生するというコンセプトもおもしろい。だが、実際に遊んでみると、発生イベントがシンプルすぎるため、物足りなさを感じてしまう。300円[税込]いう低価格は確かに魅力的だが、内容にもっと変化が欲しかった。
週刊ファミ通1400号より
できることが限られている中で、イベントを発見すと展開に変化が生まれるという仕組みがおもしろい。手探りで進めるのは、もどかしさがあるが、月夜を堪能する雰囲気はいいし、新たな発見があったときのうれしさもひとしお。1プレイが短く、クリアー後にイベントのヒントが表示されるほか、プレイ中にも音楽や視覚的なヒントがあるのは○。見たイベントは、条件などの情報を確認できればよかった。
週刊ファミ通1400号より
なんと幻想的。闇と静寂が紡ぐ月夜のムードにうっとり。ここはどこで私は誰か、何が起きるかがまるでわからず、想像力を刺激されます。同じ道のりを何度も歩くうちに、いろいろな可能性を見出していくさまは哲学的ですらありますが、さすがに10回もくり返すと新たな驚きも少なく、苦痛になってきます。もっと変化が欲しいと思う反面、波の少ない静けさこそ、この作品の持ち味でもあります。
週刊ファミ通1400号より
散歩している男女を操作し、フラグを立ててイベントを回収していくという、非常にシンプルなアドベンチャーゲーム。ちょっと不思議なものや、ロマンチックな雰囲気のイベントがいろいろ用意されており、これらを見ようとプレイし続けてしまう魅力がある。とはいえ、できることが非常に限られているほか、低価格とはいえちょっと物足りなく感じたり、Wii Uじゃなくても……とも思ったり。
週刊ファミ通1400号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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