疾風のうさぎ丸 -謎のからくり城-(ニンテンドー3DS)のレビュー・評価・感想情報
味のある和風のグラフィックと音楽、かわいいキャラ、丁寧な作りといった、前作で好評だったポイントは健在。そして、見た目とは裏腹に、一手間違うと詰んでしまう難度の高さも相変わらずで、手応えバッチリのパズルが味わえる。全60ステージのボリュームも○。“風車”を設置した場面まで巻き戻せるのは便利だが、一手ごとにやり直しができる、アンドゥのような機能があると、よりありがたかったな。
週刊ファミ通1396号より
ステージのサイズこそ小ぢんまりとしているが、パズルは歯応えがあって悩まされる。岩を動かすスペースや手順を考えつつ、村人を助けるなどしてゴールへ向かうルートを試行錯誤し、解法を見つけるのは楽しめる。解きかたがわからない場合の救済措置が用意されていないのは、少しきびしくも感じるが、ステージのヒントを教えてくれるのはナイス。全体的な和風の世界観も、雰囲気があっていい。
週刊ファミ通1396号より
指先だけでなく、頭を使って解法を考える必要があり、遊び応えのあるパズルが好きな方にオススメ。やや説明不足なところや、操作しにくいと感じる面もありますが、それもチャレンジ要素の一部ととらえて取り組むのが、ボリューム的にも吉。プレイヤーの任意の場所から再開できる“風車”は、パズルの仕掛け的にもシステム的にもグッドアイデアです。和風ファンシーなビジュアルにほっこりしました。
週刊ファミ通1396号より
アクションゲーム的な融通が利きそうな見ためとギミック構成に反して、プレイヤーキャラの移動がグリッド単位だったりと、プレイ感覚はストイック。体験的に覚えるべき細かいルールが多い点は、パズルゲームファンでも好みが分かれるところでしょうか。ステージ攻略の、ふわっとしたヒントが常時表示されるのはいいですね。新アクションによる新たな謎解き要素は、前作のファンならば楽しめるはず。
週刊ファミ通1396号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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