薔薇に隠されしヴェリテ(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報

菅谷あゆむ
ファミ通公式PlayStation Vita
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8

史実をベースに、身代わりという波乱材料を巧みに取り入れた物語、そして甘くも重い恋愛が、ドラマティックに展開し、引き込まれます。個別ルート突入後も、史実を軸に、そのときどきの攻略対象の思惑や行動が劇的に描かれ、非常にムネアツですが、ほかのルートもプレイを重ねないと、話の全体像をつかみにくい。また、主人公は知らないがプレイヤーは知っている情報が多く、状況の把握に戸惑う。

週刊ファミ通1447号より

ジゴロ☆芦田
ファミ通公式PlayStation Vita
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8

マリー・アントワネットの身代わりになるという話の始まりかたは興味を惹かれるし、史実を絡めた物語は、展開が気になって没入できる。甘いだけではない、切なさのある結末が見られるのも魅力のひとつ。マップパートで、髪型やドレスをカスタマイズできるのもいいね。ストーリーチャートが確認できるほか、イベントのスキップが可能など、周回プレイを手助けする機能が揃っているのが親切です。

週刊ファミ通1447号より

くしだナム子
ファミ通公式PlayStation Vita
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8

華やかで美しいビジュアルや、史実を下敷きにしたシナリオなど、フランス革命というなじみのあるテーマにどっぷり浸れます。歴史上の結末を思い浮かべつつ、絆を育む過程や、予想が裏切られるエンディングは、切なさや意外さに満ちていました。マップパートは、ノベルパートとのつながりがやや唐突ながら、宮廷生活ごっこを楽しませてくれるいい仕掛け。システム面も直感的で遊びやすいです。

週刊ファミ通1447号より

戸塚伎一
ファミ通公式PlayStation Vita
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7

ブルボン朝末期の激動ムードを味わいつつ、歴史の豆知識からお菓子の作りかたまで学べる、バラエティー豊かなゲーム内容が魅力的。通常パートとマップ移動パートの切り換えタイミングが唐突に思えたり、各種操作が若干リニアさに欠ける感覚が少し気になりますが、清濁入り混じる群像劇をゆったり楽しむぶんには問題ないかと。身代わりの薬を巡る一連の物語展開には、やや強引な印象が先立ちました。

週刊ファミ通1447号より

ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和

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レビュー

平均

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7.7

フランス革命前後の動乱の時代を舞台に、主人公のリーゼが、一度だけマリー・アントワネットの身代わりとなったことをきっかけに、さまざまな思惑に巻き込まれていく。

発売日
2016年9月1日
価格
6,300 円+税
ジャンル
アドベンチャー
メーカー
アイディアファクトリー
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