TENGAMI(テンガミ)(Wii U)のレビュー・評価・感想情報
和風のグラフィックとサウンド、飛び出す絵本のギミックの世界は、楽しいながらも落ち着いた雰囲気。タッチのみというシンプルな操作ながら、謎解きのセオリーはきちんと統一されていて、違和感を覚えることがないのはすばらしい。画面に対してキャラクターがやや小さく、いつもならイライラしてしまいそうな移動速度も、この世界では不思議と許せちゃう。ボリュームが少ないのがちょっと残念。
週刊ファミ通1373号より
飛び出す絵本を読み進めていくような世界観が素敵で、和風のグラフィックとBGMでムードもバッチリ。飛び出す仕掛けを開いたりたたんだりすると風景が変わるさまはおもしろく、先へ進むための道を作るギミックなどには、意外に悩まされる。各場面に応じたヒント機能があるのはいいけれど、主人公の歩みがゆっくりしているため、調べる場所までの行き来に時間がかかりがちなのは、少々もどかしい。
週刊ファミ通1373号より
飛び出す絵本風のゲームは数あれど、その中でも直球で勝負している作品。紙でできた世界に広がる、日本の原風景が美しい。情緒ある音楽と、文字の使用を抑えた作りで、独特の世界観に引き込みます。紙をたたんだりして道を作るパズルは、なかなか歯応えがあるが、さりげないヒントも。キャラの移動が遅めで、最初はヤキモキしたけど、プレイするほどに、ゆっくり味わうことのよさに気づかされる。
週刊ファミ通1373号より
飛び出す絵本のような演出、そして独特の世界観とグラフィックは魅力的で、見た目に◎。タッチ操作のみで遊べるシンプルさと間口の広さはいいが、Wii U Ga mePadで遊ぶにはキャラやアイコンなどが小さく、見にくいことがあるのは難。パズルや暗号など、謎解きの種類が多彩で、発見とひらめきが楽しめる作りだが、一部に移動の手間が多いものがあり、主人公の歩く速度がもう少し早いと良かった。
週刊ファミ通1373号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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