Vamwolf Cross†(ヴァンウルフクロス)(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報
最初からヒロインに好意的な男性が、グイグイと迫ってきます! 雰囲気の違う言葉攻めに、ドキドキしたり驚いたりと、いい意味で振り回されました。しかし、テーマである“人狼ゲーム”らしい駆け引きや推理要素は弱く、裏切り者を探る“ヴァンウルフミッション”ももうひとひねり欲しかった。ルートによっては、エピローグが想像の斜め上を行く場合も。それをどう捉えるかは、人によって変わりそう。
週刊ファミ通1389号より
会話中に“ヴァンウルフミッション”が発生し、正解と思うキーワードを選んでフラグを立てるシステムが特徴的。ただ、仲間内に潜んでいるかもしれないヴァンウルフを捜し出すというよりは、攻略中の彼を疑い、場合によっては攻められることになるという流れになっているので、いまいちスッキリしない気持ちも。ある場面で、各エンディングに分岐するためのヒントが見られるところは親切。
週刊ファミ通1389号より
アメリカのティーン向けドラマのような、ホラーファンタジー+ラブストーリーに興味津々。会話などで得た“吸血狼”に関する情報が、TIPSとして自動的に記録され、仲間の怪しい行動に気づいたときに検証できる仕組みはアイデアもの。システム的には単純で、推理というよりクイズに近い形になっているところが惜しいものの、そこからさらに乙女ゲームならではの展開を見せる構成はユニークです。
週刊ファミ通1389号より
相手を疑いつつも惹かれていく物語展開が、通常の恋愛ゲームとは違うドキドキを与えてくれます。システムの構成上、抜き打ち的に挿入される“サディスティックタイム”には、こまめなセーブか、シナリオテキストを真剣に読み込んで対応する必要があります。ボタンとタッチスクリーン、それぞれの利点が活かされた操作性は良好。一度クリアーすると、他ルート攻略のヒントが表示されるのも親切です。
週刊ファミ通1389号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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