シアトリズム ドラゴンクエスト(ニンテンドー3DS)のレビュー・評価・感想情報
『シアトリズム』シリーズの特徴である音の気持ちよさに、思い出たっぷりの『ドラクエ』シリーズのメロディーが乗っているわけで、おじさん的には「涙で前が見えましぇん!」状態。本作から導入された“すごろくモード”はちょっと毛色が違い、贅沢すぎる箸休めといった様相。なじみ深いキャラたちも、かわいらしいグラフィックで登場します。めくるめく名曲の海に溺れる幸せを、ぜひぜひご堪能あれ。
週刊ファミ通1373号より
難易度選択に加え、タッチかボタン、その併用のいずれでも操作でき、スライドトリガーがないモードにも切り換え可能と、幅広い人が楽しめる設計がすばらしい。戦闘とフィールドの曲が多い印象で、もっと聴きたいものもあったが、数々の名曲で遊べるのはテンションが上がるし、原作のドット絵の映像が流れる演出も感慨深い。オリジナルが偉大ゆえに、アレンジされた絵柄は若干違和感を覚えるかも。
週刊ファミ通1373号より
やっぱり『ドラクエ』の音楽はプレイしていて盛り上がります。トリガーが画面奥から手前に降りてくるので、最初は感覚がつかみにくくも感じたけれど、すぐに慣れました。会心の一撃やテンションアップ、メタルスライム出現など、戦闘のエッセンスが入っているのも楽しい。また、ラーミアが飛んでいたりと、その曲ならではの演出が入っているのもニクいね。ファミコン音源の曲があるのもうれしい。
週刊ファミ通1373号より
リズムゲームではあるものの、随所に『ドラクエ』らしいシステムが詰め込まれ、冒険やバトルをくり返して物語を進めていくRPG的な楽しさが味わえる。ゲームモードは多彩で、初心者から上級者までが遊べる幅の広さも◎。一部に、リズムマークが見にくく感じる演出も見受けられたが、そこは慣れかな。さまざまな要素が上手に絡み合い、やり込み甲斐のある内容。丁寧な作りで、手触り感も心地いい。
週刊ファミ通1373号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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