ファークライ 4(プレイステーション3)のレビュー・評価・感想情報
広大なオープンワールドの舞台となるのは、チベットを思わせる荘厳かつ凶暴な風景。その匂いまで伝わってきそうなグラフィックがすばらしい。攻略の自由度の高さやバリエーション豊かなサブミッションなど、シリーズのよさを磨き上げつつ正統進化したという印象。本作でも、何を考えているのかよくわからないボスキャラは、のっけから母さんの遺灰を舐めるという狂気全開で迎えてくれます!
週刊ファミ通1364号より
ヒマラヤの山岳地帯と多彩な動物が登場するオープンワールドは、冒険の舞台として非常に魅力的。グラップルやウィングスーツなどによる移動は、高低差のあるフィールドならではで、マップがさらに広大に感じられる。動物を利用した戦闘ができるのもおもしろみがある。乗り物の自動運転が可能になり、その際に武器を使いやすくなるなど、随所が『3』からブラッシュアップされているのもナイスです。
週刊ファミ通1364号より
ネパールやブータン、チベットを思わせる山岳地帯の描写は、ワイルドかつ神秘的で、冒険心を駆り立てます。探検に十分な広さのマップでは、敵対組織との戦いのほか、できることがつぎつぎと見つかり、逆に気が焦るほど。同じ地点を目指すのに、何通りものルートと手段があり、数回の往復も苦になりません。とくにグラップルフックを使った移動では、山地ならではのクライミングを満喫できます。
週刊ファミ通1364号より
前作からの正統進化といっていい作品。圧倒的な広さと美しさを誇るオープンワールドで、自分の衝動のおもむくままにプレイする感覚がじつにいい。ソロプレイに特化したFPSの中でも、完成度は最高峰。狂気的な世界観が魅力だけど、前作以上にプッシュされた各種動物も必見。野生動物に餌を投げつけて敵を倒させたりと、戦闘の自由度は高い。プレイヤーそれぞれの楽しみかたができるね。
週刊ファミ通1364号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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