アサシン クリード ユニティ(Xbox One)のレビュー・評価・感想情報
1分の1スケールで描かれる18世紀のパリは、美しくも猥雑、そして広大。新世代機専用の設計の恩恵は、その美しいグラフィックやモーションはもちろん、街に溢れる生き生きとしたモブキャラからも実感できる。アサシンのアクションは相変わらず軽快で、たとえば高所から下りる際は無理に飛び降りてダメージを負うことはなく、きちんと足場をたどって下りるようになったなど、より洗練された印象。
週刊ファミ通1354号より
遠方の建物まで鮮明に描かれているグラフィックは圧巻。街の臨場感がすばらしく、その中を縦横無尽に駆けるのは楽しい。上るときだけでなく、下りる際の動作にもパルクールの動きが取り入れられ、高所から地上へスムーズに移動できるのは、演出のみならずゲームのプレイ的にもうれしい進化。自由度と敵の強さがアップし、歯応えが増した印象だが、緊張感のある中で試行錯誤するのは夢中になれる。
週刊ファミ通1354号より
上って楽しい、ダイブして気持ちいい『アサシンクリード』が久々に帰ってきてうれしい限り。下りる際のアクションも細やかになり、落下時の体力残量の心配も払拭。高所からシンクロで一望する街並や、建物、調度品の描き込みの細かさにも心踊ります。本作では戦闘がより重要になり、きっちり回避したり、スキルや装備を整えないとすぐに力尽きてしまうのも大きな変化。ラブロマンスがあるのも新鮮。
週刊ファミ通1354号より
スキルシステムの導入や、見た目だけではなく能力も変化する装備品のカスタマイズの強化など、シリーズ過去作よりも、よりキャラクター育成に幅を持たせた作り。これにより、プレイヤーごとに能力の異なる主人公を作ることが可能で、ミッション達成までの道のりも含めて、さらに自由度が増した感じ。バトルやステルスも戦略性がアップしたのはいいが、その反面で、序盤から難度がやや高めに感じる。
週刊ファミ通1354号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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