うたの☆プリンスさまっ♪All Star After Secret(PSP(プレイステーション・ポータブル))のレビュー・評価・感想情報
開始時から恋人どうしとして紡がれていく物語は、キャラのやさしさや苦悩などの新たな一面がわかる、一歩踏み込んだ内容。恋人にしか見せないその言動が、くすぐったくて心地いい。基本的に糖度が高く、めっちゃ萌えました! 物語のボリュームはかなり少ないものの、攻略対象が11名と多く、先輩ルートは厚めに描かれていてうれしい。楽曲も、どれもかっこよかったです。ただ、音ゲー部分は難アリ。
週刊ファミ通1370号より
“カルテットルート”は、4人それぞれで2種類ずつ用意されていて、ひとつのルートは短めだが、同じキャラでも異なる展開の物語を楽しめるのがいいね。ソロ曲が2曲ずつ収録されているのもうれしい。“レインボールート”は、早々に個別ルートに分岐するようになったのがよかった。キャラやデザインは魅力的だけど、立ち絵の見せかたやバリエーションなど、演出面はちょっと寂しい印象を受ける。
週刊ファミ通1370号より
シリーズ初プレイ。アドベンチャーとリズムゲームの組み合わせは、目新しくはないものの、音楽をテーマとした作品性が強く打ち出され、初めて遊ぶぶんには新鮮味を感じました。物語が進むにつれて、リズムゲームの難度が上がっていくのは、曲作りに悩む主人公の重圧を共有できる感覚です。メロディーが耳になじんだころに、恋愛対象のボーカルつきで物語のクライマックスを迎えられる演出は最高!
週刊ファミ通1370号より
ゾクゾクくる甘い言葉といちゃいちゃ行為との合間(?)に進行する、各キャラがひと皮剥けるエピソードは、シリーズファンならグッとくるはず。ミニゲームパートはやや簡単ながら、スキップせずにきっちり遊ぶことで、エンディングの感慨につながります。システム面は、ひと通りの機能が揃っているものの、バックログからのシーンジャンプができないなど、細かい部分で不便さを感じるところも。
週刊ファミ通1370号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
ファミ通公式のレビュー文、レビューアーイラスト(画像)等の無断転載・複製をお断りしています。