ペルソナ4 ダンシング・オールナイト(PlayStation Vita)のレビュー・評価・感想情報
ただのリズムゲームにとどまらず、『ペルソナ4』の後日談やキャラクターの着せ替えなども楽しめる盛りだくさんな内容は、ファンアイテムとして◎。リズムゲームとしての目新しい要素はあまりないものの、ノリノリなキャラクターとセンスのいい演出は、まさに『ペルソナ4』ならではで、その魅力は健在。キャラクターのダンスがにぎやかすぎて、ノート(譜)がわかりにくいことがあるのは惜しいかな。
週刊ファミ通1385号より
『ペルソナ4』のキャラがダンスを見せてくれるのは楽しく、グラフィックやモーションの質も高い。リズムゲームでありながら、物語をたっぷり見られるところもさすが。ノートが、画面の中央から外側へ流れていくデザインなので、片側に集中していると、反対側に向かうノートを見落としてしまいやすいかな。ノートのスピードが変更可能で、プレイしやすいように自分好みに調整できるのはうれしいね。
週刊ファミ通1385号より
『ペルソナ4』の世界観から逸脱せず、スピンオフとしてまとまっているのが見事で、コアなファンも満足の仕上がり。ダンス中の、合いの手のようなボイスに拍子抜けしたりもしましたが、シリアスと笑い、クールさとダサさのバランスは◎。フィーバーすると仲間がダンスに加わることもあり、左右のボタンの同時押しなどで連帯を感じられ、気持ちがたかぶります。各キャラのペルソナのソロシーンも快感。
週刊ファミ通1385号より
独特のサスペンスムードに脱力系のギャグが少々、といった塩梅のストーリーパートに、グイグイ引き込まれます。物語のテンポはやや遅めですが、ボイスや環境音の演出面が凝っているので、焦れることなく観賞できます。リズムゲームパートは、左右対称配置の3ボタンを制御する感覚が脳トレ風。スクラッチは、操作形態がイレギュラー的なぶん、かえってサウンドとの一体感が高まって、気持ちいい!
週刊ファミ通1385号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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