ファイナルファンタジーXV(プレイステーション4)のレビュー・評価・感想情報
男性4人での和気あいあいとしたドライブ、時間や天候の変化による細かい描写、おいしそうな料理のCGなど、尋常ならざる作り込みが随所に見受けられる。中盤以降はエリア制の展開となるため、オープンワールドの醍醐味が存分に味わえないのはやや惜しい。とは言え、プレイヤーを夢中にさせる世界がここにある。“シフト”を活用した立体的なアクションも素直に楽しい。『FF 』のチャレンジに拍手。
週刊ファミ通1463号より
戦闘や会話がオープンワールドでシームレスに行われ、世界観に浸り続けられるのがよく、休憩時や移動中など、多彩な場面での演出で、仲間と旅をしている雰囲気もバッチリ。現代風の世界でありながら、王道的なファンタジーを感じる物語にも、引き込まれっぱなしになります。移動のわずらわしさを排しつつ、爽快な攻撃手段でもある“シフト”を使ったバトルは、楽しくて臨場感も抜群で、極上の体験。
週刊ファミ通1463号より
美しい景色においしそうな料理、そして冒険と、最高に旅気分を味わえる1本。仲間たちの掛け合いが自然で、何気ない会話からも旅の空気が伝わる。一方、物語は衝撃の展開の連続。後半はよりシリアスになり、気ままな旅どころではなくなるけど、旅路に戻れるフォローも。ダンジョンは、ちょっとした仕掛けもあるが、終盤の長いマップは、もっとメリハリがあってもよかったかな。召喚獣戦は大迫力!
週刊ファミ通1463号より
シリーズ初となるオープンワールドは、細かい行動の制限も多く、プレイ感覚は“セミオープン”という印象も。とは言え、初心者でも楽しめる間口の広さがある。特出しているのが、ボタン押しっぱなしの戦闘システム。簡単操作だが、攻防の駆け引きの楽しさがきちんと盛り込まれている作り。リアルとファンタジーが融合した世界観は、見た目に独特だが、キャラたちの心情表現も含めて、ドラマとして◎。
週刊ファミ通1463号より
ファミ通公式レビューアーイラスト:荒井清和
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