回想から始まるタラニスの子どもたち

ほんの少しだけ時間が遡り、カイルたちがどうやって雲海の下にあるこのオーストラリア大陸までやってきたのかを表現しています。
このクジラも『Solatorobo ~それからCODAへ~』に登場していたキャラクター(?)です。
『Solatorobo ~それからCODAへ~』のレッドたちもこのクジラに誘われる形でユルルングルのもとを訪れます。
このリトルテイルブロンクスの世界では、すべての地上は浮島世界となって雲の上に存在しています。
地球上を覆う雲海には特殊なプラズマが発生していて簡単に地表に下りることはできなくなっています。
唯一の(オーストラリア大陸への)渡航手段がこのクジラだということです。
ユルルングルに召喚されたカイルたちも(マルト同様に)このクジラによって雲海の下まで運ばれてきたということです。
マエストロが構える銃はマンガオリジナル

マンガ用に足立先生にデザインしていただきました(銃口に目がギョロリとあるのが不気味でカッコいいですね)。
ゲームのときは展開を速めることと、工数削減のためにこういったアイテム(銃)は登場させませんでしたが、やっぱりマンガだとこういうものが欲しくなっちゃいますよね。
それどころか、ユルルングルの目から取り出されたシリンダー状のデータバンクすらゲームには登場しておらず、完全にマンガ用のオリジナルアイテムです。
ゲーム以上にマンガは視覚情報で展開を表現していくため、こうして新しい表現が必要となってくるのです。
先生に伝える際には「この目から出てくるやつは『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のアスカのアレみたいなイメージです」と注釈をつけて私から指示をしています。
壁を突き破ってタラニスは登場する

「ゲームと同様に通路からそのまま登場させることもできますが、マンガ的にはこれくらいやったほうが良い気がしますがいかがですか?」
まさに、その通りですね。
ということで、こうなりました。
マンガを制作する際には、なるべく私から具体的な指示を出して、先生ご自身が原稿を描く際に悩まずに済むよう心がけており、かなり詳細にセリフやデザインに関するイメージを伝えるようにしています。
しかし、同時にネーム制作段階で先生のほうから提案をいただくことだってあるわけです。
今回のタラニスの壁破りも、まさにそうでした。
こうした対話を重ねながら、マンガは作られているのです。
編集部コメント

そして、先生との対話から生まれたタラニスのダイナミックな壁破り登場! 二人三脚で描かれる、マンガ版ならではの怒涛の展開に今後も目が離せなさそうです。
次回、第92話は2026年8月25日(火)掲載予定です。お楽しみに!
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