チャンネル登録者数100万人を突破した女性ゲーム実況者・TAMAchanさんの公式ファンブック『にゃ~るぴぃじぃ! TAMAchan公式ファンブック』が、8月18日に発売される。

TAMAchanさんは、数少ない顔出し女性ゲーム実況者として、『マインクラフト』や『Roblox』、人気の単発ゲームなどの実況動画をYouTubeで投稿中。配信ではなく動画を中心とした活動スタイルと、独自の世界観、テンポのよい動画内容で幅広い層から人気を集めている。

▲TAMAchanさん
今回はファンブックの発売を記念して、TAMAchanさんへのインタビューを実施。ファンブックに込めた思いや、ゲーム実況者としての活動の裏側を語ってもらった。
目標だったファンブックがついに発売
――ファンブックが完成した率直な感想をお聞かせください。
TAMAchan
もともとファンブックを出したいとは思っていまして、100万人突破の記念ということで、今回出させてもらうことになりました。もともとの目標のひとつでもあったので、発売することができてうれしいです。自分の作りたいファンブックができていると実感しています。
――ファンブックには、企画段階からご本人も関わっているのでしょうか。
TAMAchan
そうですね。「この企画をページにしたい」とか、「どの写真をどのくらい入れたい」とか、意見を出しながら制作しています。
――中身を拝見しましたが、中でもコスプレのページが印象的でした。男装姿がカッコいいです。
TAMAchan
ありがとうございます。実は、あの男の人の写真は“たま太郎”という子で、私にちょっと似ているかもしれませんが、別の人です! でも、カッコいいと言ってもらえたことは伝えておきますね。
――そ、そうでしたか。それは失礼しました。ちなみに、本日着用されている衣装もかなり手の込んだものに見えます。
TAMAchan
『マインクラフト』のスキンを、アイドル風に衣装化したものです。最初に自分でデザインしたものがあって、それをイラストレーターさんにリワークしてもらったものが、この衣装になります。
――お気に入りのページがあれば教えてください。
TAMAchan
“コスプレ写真館”という企画のページですね。そこでは、実際に私の投稿した動画に登場したキャラクターたちの衣装を着た写真が載っています。「動画で見たたまちゃんだ!」と、視聴者様に楽しんでもらえるページになっていると思います。そのキャラクターを知らない方にも、この写真をきっかけに過去の動画を見ていただけたらうれしいです。
――プライベートな写真も多いですよね。
TAMAchan
はい。自分で撮った実況部屋の風景を載せてもらいました。自分のスマートフォンのカメラロールに入っている写真も載せています。
――実況部屋は、ピンクが印象的な部屋になっていましたね。
TAMAchan
実況部屋をデザインしたときのコンセプトは、“自分のテンションが上がる部屋”で、それが形になったのがあの写真です。それを実現するために、いろいろなアイテムを配置していったので、それらを皆さんに共有したいと思い、ページを用意してもらいました。

――ファンブックのコンセプトや、こだわった部分を教えてください。
TAMAchan
私自身、あまり活字が得意なタイプではなくて、読書も進んでする人間ではありませんでした。同じような方も多いと思いまして、ファンブックといっても、“本”という印象より、写真集と本を組み合わせたようなものにしたいと考えていました。
――確かに、写真を中心に作られているページが多いですよね。
TAMAchan
文字が多いページでもイラストや写真を多めにしたり、デザインや色合いについても、修正の段階で読みやすくなるように意見を出したりしました。文字の圧が強くない、読みやすいものを目指しました。

▲TAMAchanのカメラロールやプリをのぞき見できちゃうページも! 意外なプライベートの様子がわかっちゃう!?
――制作で苦労したポイントはありますか?
TAMAchan
大変だったかと言われると少し違いますが、完成前の確認作業は徹底して行いました。私が実際に話した内容とずれてしまうこともあるので、私が思っていることや話したことが、そのまま伝わる内容になっているかは入念にチェックしましたね。
――では、楽しかったポイントはありますか。
TAMAchan
写真撮影は楽しくやらせてもらいました。ファンブックに使用する写真を1日で撮り終えたのですが、朝10時から始めて、19時までのあいだに一気に撮影しました。そのあいだに何着も着替えたのは、いい思い出です。
――ファンブックで初めて語る内容もあるのでしょうか。
TAMAchan
とくに、私がゲーム実況者を目指したときの話は、これまで語ったことがありませんでした。そのときのエピソードやマインドについて、今回のファンブックで初めて語っています。
――ファンブックを通して、視聴者の皆さんに伝えたいことはありますか。
TAMAchan
コメントで「ゲーム実況者になりたい」という声をいただくことが多いので、このファンブックには、私がどのように活動を始めたのかという話や、ちょっとしたアドバイスも載せています。このファンブックが、そういう方たちが一歩踏み出す勇気につながればいいなと思っています。
これがゲーム実況者の活動のリアル
――活動歴も長いですが、長く続ける秘訣は何でしょうか。
TAMAchan
当時からずっと、「自分にはこの実況者活動しかない!」と思って、自分を奮い立たせるように活動を続けてきました。実況者を辞めたら自分が終わってしまうと思っていたので、何が何でも続けるという気持ちで走り続けてきました。
――活動の中で、こだわっているスタイルや、妥協したくないポイントはどこでしょうか。
TAMAchan
特徴のひとつにもなっている顔出しのスタイルは、絶対に変えたくないポイントです。あとは、皆さんに提供するものへのこだわりですね。動画やグッズを問わず、どれも自分で納得するまで修正作業を続けています。皆さんに届けるもので妥協はしたくないと思っています。
――動画1本1本にかなり手間をかけて作っていると思いますが、やはりそれもこだわりのひとつですよね。

▲TAMAchanの動画がどうやって作られているのか? その秘密がわかるページも!
TAMAchan
『マインクラフト』に関しては、自分で最初から企画を考えて、動画を撮影し、その後の編集まで行っています。時間も作業量もかけて、1本1本に魂を込めて作っています。
――『マインクラフト』の企画を毎回考えるのも大変ですよね。
TAMAchan
『マインクラフト』は、やろうと思えば何でもできてしまうので、逆に企画の幅が広すぎて難しいですね。ほかのYouTuberさんもいろいろな企画をやっている中で、ほかの方がやっていないような企画を考え、唯一無二の動画を生み出そうと常に思っています。
――動画1本あたり、完成までに平均してどれくらいの時間をかけるのでしょうか。
TAMAchan
単発のゲーム実況動画だと1日ほどで終わるのですが、やはり『マインクラフト』などの長期的な企画は時間がかかります。早くて2日、長いと動画の完成までに1週間ほどかかりますね。
――動画を作る際に、おもしろくなるよう意識しているポイントはありますか。
TAMAchan
言ってしまえば、すべてがこだわっているポイントですね。どこをカットするのか、フォントのデザインをどうするのかなど、動画に関して気にしていないところはないと言ってもいいかもしれません。
――動画はかなり編集点が多いように見えますが、もとになる動画データも多いのでしょうか。
TAMAchan
完成した動画の長さに対して、素材となる動画の尺は2~3時間、長いと5時間くらいあります。そこから動画に使用するシーンを編集して、1本の動画にする形なので、長いといえば長いかもしれません。
――流行のゲームを動画化するとなると、スピード感が大事になるかと思います。どのように素早く動画を用意しているのでしょうか。

TAMAchan
気になっているゲームは、まず発売日をチェックして、発売後すぐに撮影へ入れるよう準備しています。任天堂さんのタイトルだと、日付が変わってすぐに発売されることも多いので、夜中に準備して、日付が変わった瞬間に撮影を始め、そのまま寝ずに編集します。そのために逆算して、22時にはメイクをして準備して……という感じで、計画を立てて撮影しています。
――Steamでは配信時間がずれることもありますし、スケジュールを組むのは大変そうです。
TAMAchan
そうなんです! いざ準備万端で撮影できるかと思いきや、配信が後ろ倒しになってしまうこともあります。いざ配信されたと思っても、メイクをやり直したり、予定を組み直したりしなければいけなくて……。この前も、日付が変わったら配信される予定だったゲームが、翌日の夕方まで延びてしまって大変でした。
――動画のために、1か月でどのくらい新しいゲームをプレイするのでしょうか。
TAMAchan
『マインクラフト』は常にプレイし続けていて、それに加えて新作の単発ゲームを5、6本遊んでいますね。『マインクラフト』はシリーズ化して、たくさんの企画を行っていますが、ほかのゲームはあまり継続的にプレイすることはありません。そのため、どんどん新しいゲームが増えていきます。
――『マインクラフト』を続けながら、それだけ新しいゲームをプレイする方は、ゲーマーでもなかなかいないかと思います。
TAMAchan
中には、実況者をしていなかったらプレイしなかったと思うゲームもありました。そういう作品に出会えたことは、ゲーム実況者をしていてよかったと思うことのひとつです。
――Steamのゲームライブラリが大変なことになっていそうです。
TAMAchan
Steamのライブラリはゲームが大量にあって、すごいことになっています(笑)。もう定期的に整理していかないと、やりたいゲームが見つからないくらいの数になってしまいました。

“主成分”である視聴者様に届けたいファンブック
――現在は配信をメインに活動する実況者さんも多いです。TAMAchanさんが動画をメインとした活動を続けていることには、何か理由があるのでしょうか。
TAMAchan
最初から生配信で活動するつもりはなかったので、そこはこだわりというよりも、もともと考えていませんでした。でも、どちらかを選ぶとしても、私は動画のほうが好みですね。無駄な部分を省いて、視聴者様が見たいと思うところを届けられるので、見やすいと思ってもらえているのではないでしょうか。
――TAMAchanさんにとって、視聴者さんはどのような存在でしょうか。
TAMAchan
すぐに思い浮かんだ言葉は、“主成分”ですね。視聴者様は、私を構成する成分だと思います。本当に視聴者様がいなかったら、今の私は存在していないので、そういう意味で自分を作り上げてくれる“主成分”です。
そして、私の成分でもあるので、遠い存在だとも思っていません。お互いに友だちのような感覚で、コミュニケーションが取れる関係性でいたいと思っています。
――視聴者さんの反応を見ながら、動画の内容も決めているのでしょうか。
TAMAchan
企画に対してポジティブなコメントをもらったり、動画にたくさんコメントが付いたりすると、「じゃあ、またやってみよう」と思ったり、その企画をシリーズ化させたりします。皆さんの反応が、動画の内容に影響している部分もあります。
――今回出版するファンブックを手に取ってくださる方に、メッセージをお願いします。
TAMAchan
ファンブックというものは頻繁に出せるものではないので、こうして皆さんにお届けできることがうれしいです。チャンネル登録者数100万人というタイミングにふさわしいページ構成や企画内容、ファンブック限定の写真など、こだわりの詰まった内容になっています。ぜひ手に取って、楽しんでいただけるとうれしいです。
