「電波変換! 星河スバル、オン・エア!!」
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『流星のロックマン』は、カプコンから発売されたアクションRPG。一時代を築いた『ロックマンエグゼ』シリーズの後継として生まれ、独自のファン層を作り上げた作品群の記念すべき1作目だ。アニメ版も本作の発売前から放送されていたので、当時視聴していた人も多いはず。
もともと初代『ロックマン』シリーズの誕生20周年記念作品として作られたタイトルだったが、来年2026年には本作が誕生20周年を迎えることになる。そんなアニバーサリーイヤーを記念してか、『流星のロックマン パーフェクトコレクション』の発売も決定。2026年の発売を心待ちにしているファンも多いのではないかな。
『流星のロックマン』は、『ロックマンエグゼ』のネットワーク社会から約200年後の世界を描いた作品。コンピュータネットワーク技術から、電波技術が高度に発達した“電波社会”へ移行しており、人々は携帯端末“トランサー”ですべてを管理していた。
主人公となるのは、ある事件で父親が行方不明になったショックから不登校気味になってしまった少年“星河スバル”。彼が宇宙から逃げてきた“FM星人ウォーロック”と出会い、心に孤独を抱えながらもふたりでひとりの“ロックマン”として、電波ウイルスやFM星人の脅威に立ち向かっていく姿が描かれる。
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当時の携帯ゲームのトレンドだった“バージョン違い”で『流星のロックマン』も発売されているのだが、本作はなんと“ペガサス・レオ・ドラゴン”の3バージョンで登場。2バージョンが主流な中ではかなり挑戦的に感じたものだった。
バージョンごとに変身形態(スターフォース)や必殺技が異なり、友だちと“ブラザーバンド”を結ぶことで、別バージョンの能力も使うことができた。
ブラザーバンドを結べる枠数は最大6人と非常に貴重。しかもリアルの友だちとゲーム内のNPCと同じ枠を共有するというシビアさで、リアル友人を優先させるため親しくなったNPCとのブラザーバンドを切らねばならず、「誰とつながるか」という選択の重みが桁違いだったのが印象深い。
孤独だったスバルが「ひとりより誰かとつながっているほうが強い」とゲーム内で感じていく過程を、リアルで体感できるユニークな仕組みだったと言える。
バトルでは『エグゼ』の横から見る2Dエリアから一転し、ロックマンの背後から敵を見る3D視点に変更された。奥行きのあるバトルは、敵の攻撃をギリギリで避けてカウンターを叩き込むというような臨場感溢れる戦いを実現。シンプルなルールで迫力あるバトルを体感できた。
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初代『流星のロックマン』の発売から約1年後の2007年11月22日には続編『流星のロックマン2 ベルセルク×シノビ・ベルセルク×ダイナソー』、2008年11月13日には最終作となる『流星のロックマン3 ブラックエース・レッドジョーカー』が発売された。
前述のように2026年には、アシスト機能や難易度変更オプション、インターネット対戦など多彩な機能が追加され、より遊びやすくなった『流星のロックマン パーフェクトコレクション』が発売予定。1000点以上のイラストを収録したギャラリーモード、新アレンジBGMを搭載したミュージックプレイヤー機能などもある模様。
いま本作で遊びたい人は、少々我慢してナンバリング7作品を収録した『パーフェクトコレクション』を待つのがよさそう。詳細な日時はまだ発表されていないのがもどかしいが、いましばらくの辛抱だ。















