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ファミコン版『ギャラガ』40周年。捕虜の自機を救出してパワーアップする“デュアルファイター”がカッコいい、ロングヒットした80年代シューティングの家庭用移植作【今日は何の日?】

byウワーマン

ファミコン版『ギャラガ』40周年。捕虜の自機を救出してパワーアップする“デュアルファイター”がカッコいい、ロングヒットした80年代シューティングの家庭用移植作【今日は何の日?】

当時の常識を覆す、2連射による爽快感が忘れられない

 1985年(昭和60年)2月15日は、ファミリーコンピュータ用ソフト『ギャラガ』が発売された日。本日で発売から40周年を迎えたことになる。

 『ギャラガ』は、ナムコ(当時)から発売されたシューティングゲーム。もともとはナムコの古典的名作『ギャラクシアン』を引き継ぐ形で1981年9月にアーケード版として登場したタイトルで、本作はそのファミコン移植版となる。

 アーケード版が超ロングヒットを記録していた名作だっただけに、登場から4年経過後の移植でもゲームファンは大喜びしたはずだ。実際筆者もファミコン版の発売までデパートのゲームコーナーなどで遊びまくっていた記憶がある。
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 遊びかたはシンプルで、自機であるファイターを左右の2方向に移動させながら蛾のような昆虫型の異星人“ギャラガ”をミサイルを発射して撃破していくというものだった。画面上の敵をすべて倒せばステージクリアーとなる。

 ミサイルは2発まで連射が可能で、これが爽快感を増大させてくれていたんだと思う。敵が間近にいれば連射すればするほどミサイルを間断なく発射できたため、あっという間に敵編隊なんかも撃破可能だった。これが大層気持ちよかったし、とにかく燃えて気分が盛り上がった覚えがある。

 『スペースインベーダー』や
『ギャラクシアン』といった超有名タイトルは単発攻撃で、撃ち損じた際のわずかながら攻撃の手が止まる瞬間に恐怖を感じていた。それだけに、本作では2連射できることがとにかくうれしかった。
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 本作のもっともセンセーショナルな要素は2機のファイターが横並びに合体し、2倍の攻撃力を有する“デュアルファイター”になることだろう。パワーアップ要素自体はニチブツの『ムーンクレスタ』のドッキングが最初だったと思うが、本作ではパワーアップの前段階でファイターが捕虜として捕らわれてしまうのが見た目にもインパクト大だった。

 敵フォーメーションの最奥に鎮座する“ボスギャラガ”が飛来した際に“トラクタービーム”を発射。それをファイターが受けてしまうと、まさかの捕虜となってしまう。

 再度ボスギャラガが捕虜を連れて攻撃してきた際に、敵だけを撃破できれば捕虜を取り返して待望のデュアルファイターへとパワーアップできるという寸法だ。自機の攻撃は最大4発になり攻撃範囲も広がるため、殲滅力の増加がすこぶる快感。
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 ただし捕虜救出の際、誤って捕虜を撃破すれば自機を失い、ワンミスと同等の扱いになってしまう。このハイリスク・ハイリターンとも言えるシチュエーションが気分を高揚させてくれた。
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 ボスギャラガが飛来する前の待機中に撃破してしまうと、やはり捕虜はデュアルファイターになってくれないのだが、つぎのステージに登場してくれるためセーフ。ちなみに、最後の1機のファイターが捕らわれてしまうと当然ながらゲームオーバーになってしまう。筆者はうっかりこれを何度かやって恥ずかしい思いをした記憶がある……。

 いくつかステージをクリアーすると"チャレンジングステージ"と呼ばれるボーナスステージに挑戦できたのも斬新だった。敵がさまざまな編隊飛行してくるので、これの全滅を目指すという内容だが、大幅な得点アップが狙えるので腕の見せどころといった具合だった。誰しもが、有利なデュアルファイターでのチャレンジを目指していたはずだ。
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 ナムコのシューティングの続編としては『ギャプラス』、本作の直接的な続編としては『ギャラガ'88』が存在する。

 ちなみに
『ギャラクシアン』、『ギャラガ』、『ギャプラス』、『ギャラガ'88』の4作品は、『ギャラガ』35周年の際に『ギャラガ・リーグ』と公式に名付けられ、スペースシューティングのシリーズ作品として生まれ変わっているので覚えておこう。

 いま
『ギャラガ』で遊びたいならNintendo Switchやプレイステーション4(PS4)用にハムスターから発売されているアーケードアーカイブス版がおすすめだ。ファミコン版にこだわるならNintendo Switchの『ナムコットコレクション』でプレイするといい。
※画像はすべて『ナムコットコレクション』版のものです。
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      集計期間: 2025年03月21日13時〜2025年03月21日14時