今回はマンガ『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』の休載に伴い企画記事をお送りいたします。
マンガ『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』は単行本で現在8巻まで配信されていますが、単行本の表紙ですがどのような工程で作られているか皆さまはご存じでしょうか?
一般的な単行本にはない工程で作られているそうで今回はサイバーコネクトツーから各工程と制作の資料をいただきました。
『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』の表紙が完成するまで
1、松山社長がラフを切る
ゲーム『戦場のフーガ』の総監督である松山社長(Xアカウント)が表紙のラフを切っています。
ここでは、表紙に登場させるキャラクターや大まかな構図などが分かるようにまとめられていますね。この時点でワッパの元気で気ままな性格がひと目で伝わるような構図になっています。
2、足立先生による線画
その後はラフから足立先生(Xアカウント)によって線画が作成されます。
描かれているキャラや配置の関係などはラフと同じですが、ハックの描かれ方が変わっていますね。たしかに、こっちのほうがハックのいたずら好きでやんちゃな感じが表現されています。それに、表紙だけでひとつのストーリーが感じ取れるようなイラストになっていますね。
3、サイバーコネクトツー漫画室による構図ラフ
そして、サイバーコネクトツー漫画室ばばちゃん氏(Xアカウント)による構図ラフが作られます。
ここでよりワッパがより画面の手前に来るように位置関係が修正されています。第1巻~第7巻の表紙を見ても、毎回ひとりのキャラクターが大きく描かれており、シリーズ通しても違和感のないような大小関係に調整されています。
4、仮着彩へ
構図がきまったら、着彩のパターンが作られます。
5、本着彩
着彩の方向性が決まったら本着彩へ。
そして、書影の形にするべくタイトルや帯などのデザインが付け足されて完成します。
いかがだったでしょうか? ゲーム会社とマンガ家先生という特殊な制作体制ならではの作りかただと思います。
単行本の表紙も注目してみてください。『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』は各電子書籍ストアにて配信中です。
マンガ『戦場のフーガ 鋼鉄のメロディ』第59話は年が明けて、2025年1月7日(火)に掲載予定です。