音もなく忍び寄る恐怖との戦い
2002年8月には早くも携帯電話用コンテンツのオーディオドラマが配信。これを皮切りにメディアミックスが開始され、テーマパークのアトラクションとして『4D零』が登場したり、マンガや小説になって発売されたりもした。本作を原案とする映画『劇場版 零 ゼロ』が中条あやみさんと森川葵さんの主演で2014年に公開されているので、こちらを観たという人も多いだろう。
ゲームのほうは2003年の続編『零 ~紅い蝶~』の発売からシリーズ化。以来さまざまな本編及び外伝タイトルが発売されて人気を博している。海外では『FATAL FRAME(フェイタル・フレーム)』や『PROJECT ZERO』といった名称で有名だ。
ユニークだったのは“射影機(しゃえいき)”と呼ばれるカメラを使い、気になるポイントを撮影していくところ。そこに霊がいれば身の毛もよだつ心霊写真が撮れてしまうのだから初めて見たときは思わず震え上がった。
また、射影機はバトルだけでなく謎解きにも使用。ないはずの扉が撮影することで浮かび上がってくるなど、超常的な力を使いながら進むのが新しい感覚だったんじゃないかな。
オリジナル版はWii Uでのみの発売だったのだが、リマスター版はNitendo Switch、プレイステーション5(PS5)、プレイステーション4(PS4)、Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Steam)とあらゆるプラットフォームを網羅している。この機会ににこちらで遊んでみるのもいいのではないだろうか。