『信長の野望 出陣』は戦国好きなら絶対に遊ぶべきウォーキングアプリ。実際の日本地図を歩いて得られる戦国体験。1周年キャンペーンで豪華報酬も大盤振る舞い

by染谷広人

『信長の野望 出陣』は戦国好きなら絶対に遊ぶべきウォーキングアプリ。実際の日本地図を歩いて得られる戦国体験。1周年キャンペーンで豪華報酬も大盤振る舞い
 2023年8月31日にサービスが開始され、1周年を迎えた戦国ウォーキングアプリ『信長の野望 出陣』。戦国・歴史好きのユーザーから人気を集めている本作は、全国各地を歩いて領地や武将の獲得を目指す位置情報ゲームです。

 本稿では、
『信長の野望 出陣』をサービス開始からプレイし続けている筆者が、改めて本作の魅力と1周年キャンペーンについて紹介。加えて本作の開発プロデューサーの菊地啓介氏によるコメント、初心者が知っておきたい攻略TIPSをお届けします。
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『信長の野望』は実際の日本地図上を歩くからこそおもしろい

 位置情報ゲームの大きな魅力は、日常の“歩く”という行為をゲームに落とし込んでいるところ。歩きながら何かを収集したり、キャラクターを育成したりするのが代表的な楽しみかたです。『信長の野望 出陣』も、歩いて領土を広げたり武将を集めたりするなど、収集と育成要素は抑えていますが、いちばんの特徴は実際の日本地図とゲームの遊びがリンクしているところでしょう。

 本作では、実際の市区町村などが細かく区分けされていて、歩いて領地を広げ、最終的には全国制覇を目指すのが大きな目的。ゲームを始めてすぐは、まず自分の生活圏内を領地化していくのが基本になるのですが、それがすごく楽しい。
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 たとえば、自分は荒川区に住んでいて、文京区にある編集部を行き来することが多く、そこが生活圏内です。まずは生活圏内を領地にして石高を増やしていくと「それがしの足で荒川区と文京区を統一したでござる」みたいな気分を味わえます。

 その後は、ふだん行かない場所へと足を運ぶのがオススメ。単純に飲食店や商店街など、地理的な発見があるほか、歴史的な旧跡、名所、古戦場、名城はゲーム内の図鑑に登録されるので、それを埋めて知識にしていくのが楽しすぎます。
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 ある程度領地を広げると、自分の足で行っていない場所に行く機会は減ってしまいますが、本作は本拠や支城から武将を遠征させることで、実際に訪れていないところを領地にすることも可能。また、すでに領地にしているところでは、資源が多く得られ、民忠も上げられるなどのメリットもあります。

 ただ、やはり自分の足で領地を広げるのが本作の醍醐味。とくにご当地イベントや名城訪問で得られる報酬は、直接その場所に行かないともらえません。筆者は出不精だったのですが、こういったゲーム内の施策により遠方に出かける機会が増えました。

 たとえば、昨年に開催されたご当地イベント“大関ケ原祭2023”をきっかけに、岐阜県の関ケ原に向かい、ついでに岐阜城で名城武将の斎藤道三をゲット。天下分け目の合戦が行われた関ケ原は、多くの日本人が知っているけど、観光地としてはそこまでメジャーではありません。筆者も「そのうち行きたいな」と思っていましたが、このときのイベントをきっかけに足を運ぶことができました。
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 『信長の野望 出陣』は、ウォーキングアプリとして“お出かけする理由を後押し”してくれます。委任モードにしていれば、自動的に資源集めや領地を登録してくれるので、お出かけ中は放置メインでも大丈夫。戦国・歴史好きの人はもちろん、日本各地の旧跡や名所を巡るのが好きな人には絶対に入れてほしいアプリです。
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400名を超える武将が登場。無課金でもかなりガチャが回せる

 『信長の野望 出陣』の武将は登用(ガチャ)、イベント報酬、フィールドでの友好度集めなどで入手可能。2024年8月31日時点で400を超える武将が実装されています。

 織田信長、豊臣秀吉、徳川家康といった戦国三英傑はもちろん、武田信玄、上杉謙信、毛利元就、島津義弘、北条氏康、今川義元、伊達政宗、真田幸村など、現代に名を残す大名や有名武将が多数登場しており、武将を集めていく収集要素も魅力のひとつと言えるでしょう。
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 本作はデイリーやウィークリーミッション、各種イベントで登用に使える登用札や無償小判を入手できる機会が多いので、課金せずともかなりの武将を登用できます。さらに、イベントの配布武将、フィールドに登場するご当地武将、一部の名城で手に入る武将など、ほかの入手手段も豊富です。
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 また、現実の喫茶店などは茶室としてフィールドに登場しており、茶会を開けば武将の友好度を集められます。茶室の中には、小判を消費することで武将友好度1000を得られる、通称“小判茶室”も全国各地でランダムに出現。通常の登用よりも少ない小判で目当ての武将が手に入るチャンスなので、X(旧Twitter)などのSNSで小判茶室の情報を確認して、お出かけ先を決めるのもありです。
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 これらの武将は合戦や内政で使用。合戦は領地戦や野戦などで敵部隊との戦闘、内政は資源の獲得量や部隊の能力上昇に影響します。とくに合戦では自分好みの部隊を組めるので、戦略シミュレーションゲームのような戦いを楽しめます。
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 さらに、ほかのゲームで言うとスキルツリーのような役割を持つ“技術”では、武将の能力や内政施設の効果などを高めることが可能。武将自体の育成と技術の強化は本作のやり込み要素なので、じっくりと育てていくのがオススメです。
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列伝イベントで歴史的な戦いを体験。ほかにも毎週イベントが開催していて飽きない

 本作では歴史上の有名な合戦などを物語として追体験できる“列伝イベント”も人気です。現在は1周年を飾るのにふさわしい、天下分け目の戦い“関ヶ原の戦い”が開催。
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 徳川家康が率いる東軍、石田三成が率いる西軍、それぞれの陣営の視点から物語が描かれます。筆者は昨年“大関ケ原祭2023”のご当地イベントに行ってきたので、より感情移入して本イベントを楽しんでいます。

 ちなみに、関ヶ原の戦いで筆者の推し武将は大谷吉継。当時の情勢をわかっていながら、親友の石田三成のために病をおして西軍に属し、複数の裏切りによって散っていった義の男です。戦国時代で主君を変えるのはよくあることですが、その中で義に生きた武将はカッコよく見えますよね。
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 でも、逆に西軍から東軍に裏切った小早川秀秋もすごく印象に残ります。小中学生のころは「裏切りなんて卑怯者がすることだ!」と思っていましたが、彼には彼なりの葛藤があって、裏切りの決断をくだしているんですよね。詳しい理由は諸説ありとのことですが、本能寺の変で織田信長を裏切った明智光秀のように、残された史料から彼らの心情を考えるのは、歴史好きにとって答えは出ずともたまりません。
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 今回の列伝イベント“関ヶ原の戦い”でも、参戦した武将の心情が描かれています。単純に東軍の徳川家康と西軍の石田三成が戦って、勝利した徳川家康が天下を取ったという認識だけではもったいないので、興味を持った人はすぐに『信長の野望 出陣』をダウンロードして列伝イベントをプレイしてください。9月26日12:59まで開催しているので、いまからプレイしてもイベント全体を楽しむことができますよ。
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 ちなみに、過去に開催された列伝イベントは下記の通り。織田信長が明智光秀に討たれた本能寺の変、武田信玄と上杉謙信が戦った川中島の戦い、真田幸村が奮戦した大坂の陣、織田・徳川連合が鉄砲の三段撃ちで武田騎馬軍を破った長篠の戦いなど、まだまだ描かれていない有名な合戦があるので、いつかこれらのイベントが開催されるのを楽しみにしています。
  • 桶狭間の戦い
  • 第一次上田合戦
  • 人取橋の戦い
  • 厳島の戦い
  • 三方ヶ原の戦い
  • 手取川の戦い
  • 九州の役
  • 永禄の変
  • 河越夜戦
  • 山崎の戦い
  • 名将・長宗我部元親

 列伝イベント以外の定期的なイベントは、プレイヤーどうしで城を奪い合う疑似PvPの攻城戦、ほかのプレイヤーといっしょに強敵に挑む共闘イベント、編成した部隊がオートで戦う群雄リーグなどが存在。毎週何かしらのイベントが開催され、いずれも報酬がおいしいのがうれしいですね。

1周年キャンペーンで大盤振る舞い。『信長の野望 出陣』を始めるならいま!

 現在開催されている『信長の野望 出陣』1周年記念キャンペーンですが、これでもかというほどプレゼントやイベント、お得な商品が盛りだくさんの内容になっています。

 無料で強力なSSR武将を選べるアイテムがもらえるほか、列伝イベントやパネルミッションを進めることで、徳川家のSSR武将の井伊直政、藤堂高虎、細川忠興が報酬として入手可能。特別登用・関ヶ原の戦い、特別登用・徳川家康で、本多忠勝や徳川家康を引くことができれば、お手軽で強力な徳川家の部隊を組めるので、新規ユーザーや復帰ユーザーでもかんたんに戦力アップできます。
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 ほかにも歩数に応じて昔の宿場町を進んでいく“歴史紀行”では、東海道に加えて中山道が追加されました。昔の人がどのぐらいの距離を歩いて遠方に移動していたのかを体験できます。10万歩ミッションの達成で抽選で100名に最大10万円分のえらべるPayが当たる“戦国ウォークラリー”も開催されているので、同時に楽しむのがオススメです。
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 さらに、図鑑登録される名城はいままで“日本100名城”でしたが、新たに“続日本100名城”が追加。名城に登場する武将も増えました。有名な合戦の古戦場を記録できる“古戦場図鑑”も追加されたので、よりお出かけモチベーションが上がります。
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 『信長の野望 出陣』は、サービス開始からこれまで多数のアップデートでロード時間の長さやUIが改善されたほか、登用でも目当ての武将を引きやすくなりました。各種イベントも遊びやすくなり、いまもなお進化を続けています。筆者は1年間のプレイで総石高61万石、累計歩数273万歩、拠点制圧数17万ぐらいやり込んで、7キロも体重が痩せました。

 本作はゲーム部分も楽しいですが、何よりも実際の日本地図をもとに領地を広げていく作品なので、知らない土地へのお出かけが増えます。戦国・歴史好きの人で本作をプレイしていない人は、まずウォーキングアプリとして
『信長の野望 出陣』をプレイしてみてください。気づけば日本全国いろいろな場所へと足が運んでいるはずです。
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 最後に本作の開発プロデューサーを務める菊地啓介氏より、感謝のメッセージと1周年キャンペーンの魅力についてコメントをいただいたのでご紹介します。

菊池
 「歴史の詰まった位置情報ゲーム」を目指して、プレイヤーの皆様に支えられて1周年を迎えることができました。本当にありがとうございます。みなさんにたくさん歩いていただきました。まだまだ、改善したいことや追加したい要素がたくさんありますので、より充実した2年目をお届けしたいと思います。

 1周年のイベントは、歴史上もっとも有名な戦いのひとつである「関ケ原の戦い」にフォーカスしました。また続100名城や古戦場図鑑、フィールドに出現する武将も追加され、コンテンツも充実してきました。ログインボーナスやパネルミッションで、登用券やアイテム、豪華賞品が当たる出陣くじなどが手に入るほか、ログインするとSSR武将がもらえる箱が手に入ります。この機にプレイしていただけるとうれしいです。

『信長の野望 出陣】初心者が知っておきたい攻略TIPS

領地を手軽に広げたい

 自分の生活圏内、またその付近は行きやすい場所なので自分の足で領地を広げましょう。本拠や支城は遠方で領地が細かく区分けされている都市部に置くことで、長期的に遠征で獲得できる領地が多くなります。遠征中はフィールド上の早馬をタップして遠征時間を短縮するのがオススメです。

 また、電車やバスなどの乗り物を利用しているときでも領地の登録が可能。クルマや自転車での移動中はプレイ厳禁ですが、委任モードで放置していれば領地などを登録できます。なお、登録できる領地は初期だと最大10ヵ所なので、外に出る機会が多い人は早めに上限を上げておきましょう。

領地戦に勝てない

 領地戦では50戦や100戦ごとに強力な敵が登場。足軽>騎馬>弓>足軽の兵種ごとの3すくみを意識した編成で挑んだり、戦法を手動で発動したりすることで強敵相手でも勝ちやすくなります。

部隊の戦力を上げたい

 部隊の戦力を上げるには、まず能力値が高く強力な戦法を持つ武将を大将に選択。副将や与力は、配下戦法が解放されるまでは威名が高い武将を選びましょう。配下戦法が解放されたら、威名以外に大将との相性のよさ(兵種、勢力、地方)を考慮し、戦法の連携率も高めていくとよいです。

 また、内政施設の兵種ごとの“練兵所”も重要。施設自体を強化して、武勇が高く“〇〇練兵所効果上昇”の特性を持つ武将を配置しましょう。

どの武将から育てるのがオススメ?

 まずは大将候補の武将から優先的に育てましょう。オススメ武将は下記の通りです。とくに1周年キャンペーンが開催されている期間で【天下泰平】徳川家康、【関ヶ原の驍勇】本多忠勝が手に入れば優先的に育てたいところ。また、【鬼若子】長宗我部元親と【獅子奮迅】北条氏康は3段階目まで覚醒させると戦法の範囲が広がるので一気に強くなります。

【天下泰平】徳川家康
 大範囲の敵部隊に固執(ターゲットを自部隊に集中させる)を付与できるほか、大将時に能力が上昇する特性も複数持っています。とくに自身が大将時にすべての味方部隊の兵数を大幅に上昇させる特性が強力です。
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【関ヶ原の驍勇】本多忠勝
 統率と武勇に優れ、範囲攻撃の戦法が強いです。自軍団に徳川家康が大将の部隊がいると大幅に攻撃がアップするのも魅力。
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【鬼若子】長宗我部元親
 範囲攻撃で敵に恐慌(戦法ゲージが溜まらなくなる状態異常)を付与できる。戦法の発動時間が19秒と短いのも◎。
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【獅子奮迅】北条氏康
 大将時に兵数が上がる特性や被ダメージを軽減させる特性を持つのでタフ。戦法で範囲内の部隊の攻撃と会心率が上昇するので、北条氏康の戦法発動後にほかの部隊の戦法を発動させると大幅にダメージがアップします。
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【野望の幕開け】織田信長
 覚醒しなくても大範囲の知略攻撃&防御低下を付与できる戦法が強力。能力値も全体的に高いです。
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 ほかにも火力が高い武勇戦法を持つ【毘沙門天】上杉謙信、【武田之赤備】山形昌景、通常攻撃とバフが強力な【薩摩の鬼神】島津義弘、特性を強化すると鉄壁を誇る【西国無双】立花宗茂、知略戦法の範囲攻撃を持つ【謀神】毛利元就、【百万一心】毛利元就、大将だけでなく副将や与力でも使いやすい【鬼島津】島津義弘、敵部隊のバフ効果を消去できる【軍神】上杉謙信などが、大将候補としてオススメです。

 なお、SSR武将の覚醒が進むまでは、副将や与力にはSR以下の武将で覚醒が進み、威名が高い武将を編成しましょう。とくに武勇が高く“〇〇練兵所効果上昇”の特性を持つ武将は、内政でも役に立つので優先的に育てたいところ。

金銭、兵糧、資材が貯まらない

 おもに民をタップすると手に入る金銭と兵糧は、領地化している場所だと得られる量が増えます。また、資材は領地でないところの民からは獲得できません。あとは金銭、兵糧、資材の入手量が増える内政施設を強化していきましょう。

攻城戦で勝てない

 基本的にランクの高い城は、戦力が20万近いプレイヤーが奪い合うことが大半です。プレイヤーレベルが低く戦力もとぼしいうちは、高レベルプレイヤーが狙う機会の少ないランク1~2の城を狙いましょう。

課金するならどれがオススメ?

 序盤で課金するなら、遠征可能な支城を増やせる“特別支城”がオススメ。特別支城は、期間中なら無償で移転できるので領地を獲得できるペースが格段に上がります。とくに地方によってはひとつひとつの区画が大きく、かんたんに制圧率を100%にできる場所も存在。市区町村は制圧率50&でSR確定登用札×1、100%で登用札×10が報酬として手に入るので、これでSR以下の武将の覚醒を進めれば、領地だけでなく戦力も一気にアップします。
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スマホのバッテリーがなくなる

 委任モードでずっと起動しているとかなりバッテリーを消費します。その場合は設定でグラフィック品質を“軽量3”まで落としましょう。また、モバイルバッテリーを用意しておくのもオススメです。
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