『ウィザードリィ ヴァリアンツ ダフネ』日本政策投資銀行から5億円の投資受入れ。国内コンテンツ産業におけるチャレンジ促進のきっかけに

『ウィザードリィ ヴァリアンツ ダフネ』日本政策投資銀行から5億円の投資受入れ。国内コンテンツ産業におけるチャレンジ促進のきっかけに
 ドリコムは、『Wizardry』(ウィザードリィ)シリーズ最新作『Wizardry Variants Daphne』(ウィザードリィ ヴァリアンツ ダフネ)に対して、日本政策投資銀行(DBJ)から5億円の投資を受入れることを決定した。調達した資金5億円は、ゲームプロジェクトへの投資資金として充当するという。

 DBJは、コンテンツ産業におけるIPに加えて特許やブランドなど、広義の無形資産への投資を通じた日本企業の国際競争力強化に向けた取り組みを積極的にサポートすることに推進しており、今回両社の目的が合致したため、
『Wizardry Variants Daphne』への投資にいたったようだ。

 なお、現在は2024年10月のリリースに向けて最終開発を行っているとのこと。
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以下、リリースを引用

ドリコム、日本政策投資銀行(DBJ)からゲーム事業『Wizardry Variants Daphne』への投資受入れを実施

政府系金融機関によるコンテンツ産業への投資促進の取り組み
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 株式会社ドリコム(本社:東京都品川区、代表取締役社長:内藤裕紀、以下ドリコム)は、本日2024年8月30日、ドリコムが保有するIP「Wizardry(ウィザードリィ)」シリーズの最新作として開発中のスマートフォン向け3DダンジョンRPG『Wizardry Variants Daphne』に対し、株式会社日本政策投資銀行(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:地下誠二、以下DBJ)から5億円の投資を受入れることを決定いたしました。調達した資金5億円は、『Wizardry Variants Daphne』のゲームプロジェクトへの投資資金として充当いたします。
  • 政府系金融機関によるコンテンツ産業への投資促進の一環として『Wizardry Variants Daphne』を位置づけ
  • 当社にとってリスクを軽減でき、コンテンツへの投資を継続できる取り組み
  • 日本のコンテンツ産業におけるチャレンジ促進のきっかけに

政府系金融機関によるコンテンツ産業への投資促進の一環として『Wizardry Variants Daphne』を位置づけ

 ドリコムの開発するゲームタイトル『Wizardry Variants Daphne』は、政府系金融機関であるDBJが行う、コンテンツ産業におけるIP活用促進に向けた投資の一環として投資受入れを実施いたしました。
 近年、モバイルゲーム市場は成長期から成熟期への移行が進む中、外資系企業の国内市場参入により競争が激化、新規タイトルに求められるクオリティレベルが上昇し、それに伴い開発期間が長期化・開発規模が拡大しています。さらに、コンテンツ産業全体においても有力なIPの創出・育成及び収益化に向けた投資の国際競争が激化しており、当社にとっても資金及びリスク両面の負担の増大が課題となっています。
 DBJは、コンテンツ産業におけるIPに加え、特許やブランド等、広義の無形資産への投資を通じた日本企業の国際競争力強化に向けた取り組みを積極的にサポートする取り組みを推進しており、今回、上記のような両社の目的が合致したため、
『Wizardry Variants Daphne』に対する投資への合意に至りました。
 『Wizardry Variants Daphne』は、昨年実施したユーザーテストで好評を得ました。現在は、2024年10月のリリースに向けて最終開発を行っております。

当社にとってリスクを軽減でき、コンテンツへの投資を継続できる取り組み

 本件はゲーム事業の個別プロジェクトの収益にリターンが連動する投資スキームを採用しております。これは、当社にとってエンターテインメント・コンテンツ開発というボラティリティの高い事業におけるリスクを軽減でき、挑戦を継続することができる取り組みとなっております。

調達の概要
(1)調達先:株式会社日本政策投資銀行(以下、DBJ)
(2)調達金額:500百万円(上限)
(3)調達方法:当社は、DBJのために当社が今後配信する当該ゲームプロジェクト
『Wizardry Variants Daphne』に対して収益分配請求権を設定し、DBJより当該収益分配請求権の対価の支払いとして500百万円を受ける。
(4)収益分配方法:当社はDBJに対して、当該ゲームプロジェクト
『Wizardry Variants Daphne』から生じるキャッシュ・フローのうち一部を、収益分配金として支払う。
(5)担保の有無:無担保

日本のコンテンツ産業におけるチャレンジ促進のきっかけに

 本件の実施に伴い、各社によるコメントを掲載いたします。

株式会社ドリコム 代表取締役 内藤 裕紀のコメント
 今回の資金調達について、DBJ様と合意に至ることができ、大変心強く感じております。昨今、日本のコンテンツ産業は勢いを増しており、政府より発表された「知的財産推進計画2024」および「新たなクールジャパン戦略」においても、コンテンツ産業の推進が重要な戦略の⼀つとして挙げられています。このような社会傾向の中で、本件のような投資の取り組みは、コンテンツ開発における大きな助力となり得るものです。今回の取り組みがこれからのエンターテインメント・コンテンツにとってポジティブな先行事例となり、投資のあり方の多様化や、国内のコンテンツ産業におけるチャレンジングな取り組みが促進されるきっかけとなることを期待しています。

株式会社日本政策投資銀行のコメント
 日本の産業競争力強化のために無形資産への投資の重要性が増している中、コンテンツ産業はIP(知的財産)の獲得及び活用等、積極的な投資による成長が期待されています。本件はIP「Wizardry(ウィザードリィ)」を活用して国内外へ事業展開を目指すものであり、ドリコム様の「IPを軸としたエンターテインメント・コンテンツ企業への転換」を後押しするお取組としてご支援させて頂くべく、投資を決定いたしました。当行は、今後もコンテンツ産業における投資促進に向けた取り組みをリスクマネーの供給により支援してまいります。

『Wizardry Variants Daphne』とは

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 『Wizardry Variants Daphne』は、現在開発中の「Wizardry」シリーズ完全新作のスマートフォン向け3DダンジョンRPGです。「奈落」と呼ばれるダンジョンを中心にさまざまなクエストや謎解きを解決しながら奈落の奥深くを目指すことになります。

 クローズドβテストでのフィードバックを踏まえ、更なるクオリティアップを行い、2024年10月にリリースを予定しております。

『Wizardry Variants Daphne』概要

  • タイトル:『Wizardry Variants Daphne(ウィザードリィ ヴァリアンツ ダフネ)』
  • ジャンル:3DダンジョンRPG
  • 対応プラットフォーム:iOS/Android、Steam
  • 価格:基本プレイ無料(ゲーム内課金あり)
  • 開発/配信/運営:株式会社ドリコム
  • 配信国:世界配信(日本・海外)
  • 対応言語:日本語/英語 ※配信開始時点

「Wizardry(ウィザードリィ)」について

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 「Wizardry」は、1981年にアメリカで発表されたコンピューター用RPGです。パーティー編成、迷宮の探索、モンスターとの戦闘やキャラクター成長などの要素は、後の様々なRPGに多大な影響を与え、RPGの始祖のひとつとされています。今日まで数多くの系列タイトルが発売され、発売開始から40年以上経つ今でも、世界中で根強い人気を誇る不朽の名作です。
 ドリコムは2020年に「Wizardry」シリーズのうち、『Wizardry6』、『Wizardry7』、『Wizardry8』、『Wizardry Gold』の著作権及び「Wizardry」の国内外の商標権を取得しております。

株式会社日本政策投資銀行(DBJ)について

 株式会社日本政策投資銀行(DBJ)は、出資と融資を一体的に行う手法その他高度な金融上の手法を用いることにより、長期の事業資金に係る投融資機能を発揮し、長期の事業資金を必要とする顧客に対する資金供給の円滑化及び金融機能の高度化に寄与することを目的とし、出資・融資・債務保証等の業務を基本として、新金融技術を活用した業務を行う金融機関です。

株式会社ドリコム

 株式会社ドリコムは、「with entertainment~人々の期待を超える~」というミッションの下、IP×テクノロジーを軸として、エンターテインメント・コンテンツをグローバルに提供する企業です。ゲームをはじめとしたIPコンテンツビジネスに10年以上の実績を持ち、2022年からは出版、物販など、IPを作り、育てる事業を展開しています。大規模なモバイルゲーム開発・運用のノウハウを活かしたBtoB事業、Web3や生成AIなどのテクノロジーの活用によってエンターテインメントの幅を広げ、ユーザーを魅了する新しい価値を提供します。
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集計期間: 2025年01月15日14時〜2025年01月15日15時