『どうぶつの森 ポケットキャンプ』おはようからおやすみまでなにもかもがカワイイ。細かい作業が好きなこだわり派にこそ遊んでほしい【夏のおすすめゲームレビュー】

byヘルベチカ野本

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『どうぶつの森 ポケットキャンプ』おはようからおやすみまでなにもかもがカワイイ。細かい作業が好きなこだわり派にこそ遊んでほしい【夏のおすすめゲームレビュー】
 ファミ通の編集者が2024年夏のおすすめゲームを語る連載企画。今回紹介するゲームは、どうぶつたちの集まるキャンプ場でほのぼのキャンプライフゲーム『どうぶつの森 ポケットキャンプ』です。
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※本企画は、週刊ファミ通2024年6月20日号(No.1852/2024年6月6日発売)の特集“編集者38人それぞれが選ぶいまオススメしたい38のゲーム”をWeb用に調整したものです。

【ヘルベチカ野本】のおすすめゲーム

『どうぶつの森 ポケットキャンプ』

【こんなところがおすすめ】
  • どうぶつたちのしぐさやムーブがやたらカワイイ!
  • オシャレした自分(プレイヤー)もカワイイ!
  • おはようからおやすみまでなにもかもがカワイイ!

小さくて壮大などうぶつたちの夢の国

 『どうぶつの森』シリーズといえば、Nintendo Switch版『あつまれ どうぶつの森』の世界的大ヒットは記憶に新しいところ。『どうぶつの森 ポケットキャンプ』(以下『ポケ森』)は、この流れをくむスマートフォン版……と聞くと「本家をシンプルにした、ライトなゲームなんでしょ?」と思われちゃうかもしれません。

 しかし細かい作業大好きなこだわり派にこそ、『ポケ森』を強くオススメしたい!

 というのも、
『ポケ森』はシリーズを通した軸である“どうぶつとの交流”や“インテリアを楽しむこと”はそのままに、プレイヤーがプロデュースする箱庭世界で“どうぶつをおもてなしする”情景作りに極振りされたゲーム性がウリ。

 釣りやムシとりといったおなじみの“くらし”は、本作では“おねがい”という形でクエスト化されていて、クラフトや報酬品の家具を集めて“キャンプ場”を作ろう、というのがおもなテーマになっています。

 そしてSwitch版にはない
『ポケ森』の唯一無二なポイントは、どうぶつが遊べる家具それぞれに、めちゃくちゃに凝ったアクションが設定されているところ。魔法のほうきで飛び回り、シャボン玉に乗ってキャッキャする、推しの微笑ましい姿を飽くことなく愛でられるんですよ! ただただカワイイ至福の時間!

 しかもプレイヤーどうしがお互いのキャンプ場を訪問できるとあれば、そりゃみんなに見せたくなりますよね。手塩にかけた自慢のキャンプ場改め、ビーチ、ジャングル、クリスマスタウン! ……こう思い始めたが最後。シーズンごとにリリースされる膨大なアイテムを集めては、せっせともようがえに明け暮れる日々から、もう引き返せません。

 ちなみに本作は、プレイヤーやどうぶつが身につける衣装の作り込みも、既存のシリーズとは一線を画したリッチ感。着せ替えの楽しみの先には、まちがいなくコーデ沼が待ち受けています。ノルマはナシ。正解もナシ。ただ好きなようにやってヨシ! で、時間が溶ける森の暮らし。あ、ちょっとモモ収穫してきます!
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