KADOKAWAは、同社グループのシステム障害についての現状を報告した。
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現在発生しているKADOKAWAグループのシステム障害について、多大なるご不便とご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。 14日本日時点の進捗を以下にてご報告いたします。https://t.co/IEOhCnOhr3 pic.twitter.com/zyaEA50MOd
— 【公式】KADOKAWA広報 (@KADOKAWA_corp) June 14, 2024
2024年6月8日より発生しているKADOKAWAグループのシステム障害についての分析調査よると、ニコニコを中心としたサービス群を標的として、同社グループデータセンター内のサーバーがランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃を受けた模様。情報漏洩に関しては調査中で、個人情報・クレジットカード情報などの漏洩は現時点では確認されていないとのことだ。
事業および業務への主な影響は以下の通り。
事業および業務への主な影響は以下の通り。
- 出版事業：国内における紙書籍の受注システム、デジタル製造工場・物流システムの機能を停止しております。これによる受注停止、生産量の減少と物流の遅延に伴い、出荷数量が減少しております。国内の紙書籍や電子書籍の編集・制作支援システムの一部機能が停止しており、一部新刊（紙書籍・電子書籍）の刊行や重版制作が遅延することが見込まれます。
- Webサービス事業：「ニコニコ動画」「ニコニコ生放送」「ニコニコチャンネル」などのニコニコファミリーのサービス全般が停止するとともに、ニコニコアカウントによる外部サービスへのログインが不可能となっております。
- MD事業：当社が運営する複数のオンラインショップにおいて、商品の受注不能や出荷の一部遅延が発生しております。
- 経理業務：経理システムにもその影響が及び、一時的に決済システムが機能停止状態となっており、その影響で一部のお取引先様への支払いに遅延が生じる可能性があります。
今後の対応と復旧の見込みについては、経理機能の立て直しと売上規模が大きい出版事業の製造・物流機能の正常化を最優先で取り組むとのこと。来週以降段階的に実現させ、6月末を目処として安全なネットワーク、サーバ環境の構築と基幹システムの復旧を目指すようだ。
ニコニコの復旧に向けては、安全な環境下でシステムを再構築する必要があり、正確な復旧時期は被害状況の調査結果次第だが、1ヵ月以上かかる見込みと発表。再開できるサービスから順次再開していくようだ。
ニコニコの復旧に向けては、安全な環境下でシステムを再構築する必要があり、正確な復旧時期は被害状況の調査結果次第だが、1ヵ月以上かかる見込みと発表。再開できるサービスから順次再開していくようだ。
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