超硬派&超上級者向けのミリタリーRTS『サドン ストライク 4』のドイツ軍キャンペーンモードに挑戦【動画あり】

公開日時:2017-11-16 16:00:00

文・写真・動画・4コママンガ:猫野カタリ

 スクウェア・エニックスから2017年11月9日に発売されたミリタリー リアルタイムストラテジー(RTS)『サドン ストライク 4』の日本語版。ミッションごとに用意された箱庭的なマップで、ユニットひとつひとつを効果的に動かし、小目標をクリアーしながら最終的なミッション目標の達成を目指す。ユニットの視界外は暗く表示され、進軍していくとその暗がりから敵ユニットが出現するため、つねに緊張感ある戦場の様子が楽しめるのだ。

 初見では、リアルタイムで変化していく戦場の状況を把握するのも難しく、全滅してしまうこともままあるだろう。しかし、そうした歯応えもまた、ミリタリーRTSが持つ特徴のひとつ。全滅と再挑戦をくり返すうちに、プレイヤーは各ユニットの特徴を覚え、奇襲攻撃の絶大な効果を知り、装備や地形をうまく活用できるようになっていくはず。自身の成長に手応えを感じる楽しさはもちろん、やがて戦況を思いのままに操って勝利できた時に得られる達成感は、格別のものだ。

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▲“壁にぶつかり、それを乗り越える”という、ゲームが持つおもしろさの神髄を味わうことができるのがミリタリーRTSというジャンルであり、本作はまさに直球ど真ん中のミリタリーRTSなのだ。

 前置きが長くなったが、今回はドイツ軍キャンペーン序盤のミッション“セダンの戦い”を紹介しよう。史実におけるセダンの戦いは、“黄色作戦”と呼ばれる攻撃作戦の一環で、ドイツ軍の電撃戦がもっとも成功を収めた例として知られている。ベルギー国境に展開していた連合軍の裏をかいてアルデンヌの森を抜けたドイツの機甲師団は、一気に海岸部まで進軍して連合軍を分断。最終的に枢軸軍が勝利し、フランス共和国を降伏させるという大きな戦果を得ることになる。

 このミッションには基本ユニットとなる歩兵だけでなく、戦車や突撃砲、野砲といったさまざまな兵器が登場するため、そうしたユニットの特徴や扱いかたを覚えるのにも最適なミッションだ。どのユニットにも長所と短所が存在するので、まずはそれぞれの性能を把握することを意識してプレイしてみるといいだろう。

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↑似ているように見えるユニットでも、それぞれ性能や得意分野が違う。まずは歩兵、戦車、砲などの大まかな種別ごとに覚えていこう。

 このミッションは、マース川の渡河を区切りに大きく前半と後半に分けられる。前半はひらけた平地での戦いが主となるため、無防備な歩兵が大きなダメージを受けやすい。そのため、なるべく戦車を前面に出して進軍し、接敵した際に歩兵を守れるように意識しておこう。ムーズ川より手前にはそれほど強力な敵ユニットはいないため、戦車の装甲ならば大きな損害を出さずに進軍することができる。ミッション後半は深い森での戦いとなるので、ここで温存した歩兵が役に立つはずだ。

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▲歩兵といえど場面によっては非常に頼れる戦力となる。とくに衛生兵は数が少ないため、やられないようにケアしておきたい。

 川を渡ってからは、森の中を進みながら敵のシェルターやトーチカを破壊して行くことになる。車両は木の生い茂る場所に侵入できないため、山間の舗装路を進もう。逆に歩兵は森の中にいるときに視界と防御にボーナスがつき、敵からも発見されづらいため、偵察部隊として先行させると非常に効果的。味方ユニットが視界に捉えた敵は、射程圏内であれば、どの味方ユニットからも攻撃可能となるので、戦車や砲撃ユニットをあらかじめ展開させておけば一気に集中攻撃を仕掛けられる。

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▲先制して敵を捕捉できる歩兵と、高火力な砲撃ユニットの連携。攻撃を集中させれば堅牢なトーチカでも簡単に破壊できるので、ジリ貧になってしまう場合は攻めるタイミングを意識してみよう。

 本作の“セダンの戦い”においても、マース川の渡河やシェルターや砲台による強力な防衛ラインの突破など、実際のドイツ軍の前に立ちはだかった、史実と同じ困難が待ち受けている。そして、その壁をどのようにして超えるかはプレイヤーによって千差万別だ。今回の記事で紹介した方法以外にもさまざまな攻略法が存在するので、地形や敵の配置、各ユニットの特性、そして目まぐるしく変化する戦況を見極めて、自分なりの戦術を編み出してみてほしい。

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▲トラクターや乗用車は歩兵を乗り込ませて、移動させることができます。
※4コママンガで描いたトラクターは、移動できません。


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